桐蔭学園幼稚園・小学校は、これまでの教育改革をさらに加速し、子どもたちの主体的な力をより伸ばすために、子どもたち中心とした学びにつながる教育活動を推進していきます。
そして、この活動によって、次の6つのコンピテンシーを身につけさせます。
①思考力
簡単に言えば「考える力」。頭の中にあるいくつかの情報を結び付け、新たな情報を作り出す力。
②創造力
「新しいものを創り出す力」で、「既存の考えを越えられる」ように考えを巡らせ、新たな発見ができる力。
③チャレンジ力
「困難に立ち向かう力」で、「やれることではなく、やりたいことに向かえる」ように学習や生活に臨ませながら、これからの世の中を生き抜いていく姿勢や力。
④メタ認知力
客観的に「自分自身の思考や行動を振り返る」ことで、「失敗を修正して活かし、成功の糧にできる」力。
⑤思いやり
「他の人や相手の心情に心を配る」こと、つまり「互いに思いやり、相手を大事に思って尊重し、認め合い、共感し、信頼関係を築く」力。
⑥エージェンシー
自己の成長や成功だけで満足せず、うまくいったことを他の人とも共有し、いろいろな人たちと協力し合って、よりよく、より上手くいくように前進できる力のこと。つまり、子どもたちが「自分で身につけた力を、他の人と協力しながら、自分のクラス、学校、家族、そして、社会をより良くするために活用できる力」として育成する。
この6つの大きな資質・能力を子どもたちに育成させるために、今年度から「シンキングツール」を基盤とした授業を積極的に展開します。「シンキングツール」とは、自分が考えていることを模式化し、可視化するものです。ただ考えるだけ、イメージするだけでなく、「模式化・可視化」することによって、自分で考えていることをうまく整理できるようになり、これまで取り組んできたアクティブラーニング型授業の中でも大いに役立ちます。
これまで取り組んできたアクティブラーニング型授業とは、「一方向的な知識伝達型な講義を聴くという受動的学習」ではなく、「児童と教師との双方向的・能動的学習」のことです。主として知識習得を目指す伝統的な「教師主導」の学習ではなく、子どもたちが主体的に学習活動に参加する「児童主体」の学習となります。
これによって、「個→協働→個」、つまり、自己の思考からグループで共有し合う学びへとつながり、そこで得た知識や思考から、さらに自己の学びに向かう手助けになり、最終的には自己の考えがまとまり、「学び」が深まっていきます。
このような教育を通じ、「子どもたちを中心とした学び」を展開していきます。
「桐蔭学園小学校・幼稚園で育む6つのキーコンピテンシー」
https://www.youtube.com/watch?v=hZk0IP-z9D4
https://www.youtube.com/watch?v=hZk0IP-z9D4