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4年英語「うまく伝わった!~ミッションは、道案内~」

小学校の英語学習では、低学年では体を動かしたり、歌ったりして、楽しく活動することから始まります。学年が上がるにつれて、スペリングの勉強をしてインプットしたり、ネイティブ教員とコミュニケーションをとってアウトプットしたりする機会が増えます。
今回の授業は、活動のミッションが与えられて、みんな大賑わいです。

『4th grade English クラスで英語ミッション!~道案内をする~ 』
★ミッション:
①あなたは「ショッピングセンター」にやってきました。インフォメーションセンター で、英語で店の場所を聞いてください。
②あなたは「ショッピングセンター」のインフォメーションセンターで働いています。 案内図を示しながら、英語でお店の道案内をしましょう!

①と②の役を交替で行います。 今までは Group A/B での実施だったため、半数の児童で1時間ずつ2回で行いました。今回はクラス単位で行い、残り半分のグループの児童と他学年担当の英語教員と学年教員も交えて、多くの機会を設けました。本時がまとめとなるため、振り返りカードに記入して自分とクラスメートの振り返りをします。

(ミッションカードを友だち同士で確認し合います)
      

      

★コロナ対策として
①マスク全員着用、教室窓とドアを半開放
②対面時間を短く⇒1ペアのやり取りは 40 秒程度、それを繰り返す。
③机とイスは自分のものを使用する。
④ミッションカードはラミネート加工、使用後は消毒を実施

★使用する教材:
①ラミネート加工のミッションカードでの会話は英語テキスト部分(水色字で表示)を発展させた形にしてあります。参加した先生方(担任の先生など)にもこの会話を積極的に再現してもらいます。
Staff   : Can I help you? / Next, please. / Hello. どれか
Customer : Excuse me. Where’s …………………?
Staff   : It’s next to …………….
Customer : I see. / A-ha. / OK. / I got it. どれか
Staff   : It’s across from …………….
Customer : I see. / A-ha. / OK. / I got it. どれか
Staff   : It’s between ……………and …………….
Customer : I see. / A-ha. / OK. / I got it. どれか Thanks for your help.
Staff   : You’re welcome. Enjoy shopping. See you.
②振り返りカード 授業の終わりに記入します。 自分のできたことをチェックし、印象的だった人のことも理由付きで書きます。後日皆で共有します。
⇒自分ができたこと(5 段階で自己評価)
①英語を使ってお店の場所を聞くことができた。
②英語を使ってお店の場所を教えることができた。
③英語を話す時は、相手が聞こえるようにはっきりと言えた。
④英語を話す時は、相手が分かるようにジェスチャーも入れた。
⑤今日の活動をしっかりと行い、楽しむことができた。
⑥印象的だった児童はいましたか?その人の名前と理由を教えてください。

★流れ:
アクティブラーニングの活動として、「個→協働→個」になるように構成しました。
授業前に座席を動かし、机をペアで向かい合わせにする。案内所になるように、ペアごとに間隔を取る。(英語で指示を出します)
①導入・発問:ミッションカード配付・振り返りカード説明 5mins
②個人思考:児童一人で練習タイム(読めない英語を先生に聞く)3mins
③協働ⅰ:ネイティブ教員と一緒にみんなでチェック 3mins
④協働ⅱ:グループ A がお客役、グループ B が案内役でスタート(先生もお客役)7mins
グループ B がお客役、グループ A が案内役でスタート(先生もお客役)7mins
⑤協働ⅲ:(時間あれば)好きな役割を選んで、再スタート 7mins
⑥まとめ:席に戻り、振り返りカードの記入と提出 8 mins

(ネイティブの先生に話します)
   

(うまくいかないときには、日本人の先生が助けてくれます)
   

(最後に振り返りカードを書きます)

 

3年科学「影がうまくできな~い!~太陽と気温~」(小学校)

3年科学「太陽と気温」の学習です。今回の授業では、日時計を作成して、太陽の動きを学びます。この日までに、1週間かけて1時間ごとの影の位置を集めてきました。そのマークした影をヒントに、どうやって太陽が動いているのかを、懐中電灯を使って実際に自分たちで調べてみようという実験を班ごとに行いました。実験で検証した後に、班ごとに発表しました。

【実験】
「まずは、10時のときの影の長さにピッタリ合わせよう。」
「そこから11時の影の位置まで動かすと…」
「あれ、影の位置が合わないな~?」
「真上から光を当てると影ができない!」
各班では、自分たちが集めてきた実際に数値と、仮想の太陽を使いながら、さまざまな事象に気付きます。
子どもたちの「創造力」がアップし、新たな発見とともに「エージェンシー」を培っている瞬間です。
   

   

【発表】実験後、発表に向けて準備をします。
①気が付いたことを、ホワイトボードに仲間と話し合いながらまとめます。
②班員の中から発表者を一人選出します。
③発表者が、班で話し合った内容をみんなにわかりやすく発表できるように、班員みんなでサポートし、準備をします。
④発表者は、スクリーンを使って発表します。
⑤発表者以外は、メモを取り、どんな発表だったかを手元のプリントに残しておきます。
   

このような流れで授業での発表が行われました。
特に、発表者が決まってから発表に向けての各班のチームワークには、大きな成長を感じました。
「今日は僕か!」
「ここもっと図を入れたほうが話しやすい?」
「この漢字なんて読むのだっけ?」
あたふたと準備をしながらも、みんなが主役で、みんなで考える活発な学習活動となりました。

 

小学校3年「科学」(理科)「太陽のうごきと気温」

2年生までは、生活科として「理科的内容」には取り組んできましたが、3年生からは本格的に「科学的要素」を取り入れた内容で学びを進めます。子どもたちの疑問や好奇心を大切にしながら、授業を展開しています。

単元「太陽のうごきと気温」
前回の授業では、恒星、惑星、衛星や太陽系について学習し、動画を使いながら学習しました。子どもたちは、広大な宇宙の大きさと美しさに衝撃と感動を受けていました。
まずは、「時間を知るには?」という発問から、時計の歴史をみんなで考えました。
・比較的すぐ出たもの…砂時計、水時計、火時計、日時計
・発想が豊かだったもの…蚊取り線香時計、猫の目の時計
今から6000年前より使われているものとして「日時計」を紹介。
日時計の実験セットを配付し、実際に自分の手で日時計を作ってみました。ここではまだ「太陽が動く」ということを明確には伝えず、まずはその時間にできた影を集める活動を何回かに分けて行いました。

授業で前時の振り返りをした後、グラウンドに出ました。少し前は晴れていましたが、グラウンドに出た時は、ちょうど大きな雲が太陽にかかってしまっていました。
遮光板の使い方と注意事項を伝えて使用しましたが、太陽は見えず、「先生~見えな~い」と子どもたちの声が…。

もう少しで晴れそうだったので、「今のうちに準備しよう!」と言い、南を方位磁針で探して日時計を地面にセットしました。あとは晴れるようにみんなでお祈り。
予定どおり、雲が抜けて太陽が見え出しました。
「わぁ~~~見えた!」「すごい!キレイ!」「意外と小さい!」という、子どもたちの素直な声が上がりました。

   

日時計セットにできた影の先端に「11時」のシールを貼り、データ採取は完了しました。
「次回は、10時のデータを取ろうね!」→「たのしみ~」などなど、子どもたちの笑顔が見られました。
これからも、実験や観察を通して、子どもたちが疑問や好奇心をたくさん持てるように指導したいと思います。