1/24(水)に1年生の生活の授業の一環として、「どんぐりまつり」を行いました。
2学期の生活の授業で「秋」に関する疑問を探し、探究学習を行いました。その中で関心を寄せる子が多かった「ドングリ」を使った遊び方や飾りづくりなどをみんなで楽しめる方法を考えたところ、「どんぐりまつり」を行ってお客様(保護者の方たち)と一緒に楽しみたい!ということになりました。
授業時間だけでなく、休み時間にもドングリを拾いに行ったり、ドングリを使った遊び方や飾り付けの方法を工夫したり…お祭りの盛り上げ方を考え、どんぐりまつりに向けて準備をコツコツと進めてきました。
1年生にとっては、このような形のイベントは初めてです。どんなことをすれば来た人たちに楽しんでもらえるのかを考える際、12月の桐蔭まつりでのお兄さんお姉さんの姿がとても参考になりました。子どもたちの中から「桐蔭まつりでは〇〇だったね。」という声を多く聞きました。クラス内で行う内容が決まってからは、準備に対して真剣に取り組む様子が見られました。
どんぐりまつり当日はスタートした瞬間から大盛り上がりでした。自分たちの考えた企画に来てもらえるように大きな声で呼び込みをする子、お客さんにやり方が伝わるように丁寧に説明をする子、楽しんでもらえているか顔を覗き込んで表情を確認する子……それぞれが自分のできることを考えて精一杯おもてなしをしていました。お客さんになったときも、友だちの考えた企画の素敵なところを探して楽しむ姿が見られました。子どもたちの一生懸命な姿勢とご参加いただいた保護者の方のおかげで、最後まで大盛況の中終えることができました。初めての挑戦を終えた子どもたちは、大きな達成感を味わうことができました。
後日行った振り返りから子どもたちの言葉の一部を紹介します。
「たのしくて 大へんで たまには おもいどおりじゃないときもあって まちがえたときもあったけど、おもい出に のこった。ほきょうしたほうが よかったとか、むずかしくしとけばよかったとも おもった。」
「けいひんが どんぐりまつり中に なくなったから、もっとつくって おけばよかったと こうかいした。かたづけも おまつりの ひとつということを 学べて よかった。」
「いろんなアイデアで こんらんしたときも あったけど、みんなで きょう力して かんせいした。たいへんで じかんがかかった。おきゃくさんが たのしんで、ぜんいんが たのしめて、みんなから こうひょうで うれしかった。」
「ぎょうれつができて、みんなよろこんでくれたし、いろんな人と あえたので たのしかった。いもうとも よろこんでくれて、みんなえがおで いられたから たのしかったです。」
「たいへんだったけど、すごくたのしい まつりになった!」
「たのしくって、とびあがりそうに なりました。」
今回の「どんぐりまつり」で、テーマに合わせて工夫する難しさや楽しさを経験しました。壁にぶつかったときも、一緒に活動する友だちと相談して試行錯誤することでより良いものにしていけるということもわかりました。時にはケンカをしたこともありましたが、自分の想いを伝え合うことの大切さも実感できました。「どんぐりまつり」当日だけでなく、準備から片付けまで、自分にできることを考えてチャレンジし続ける姿が光っていました。
この経験はきっと今後にも役立つことと思います。