【チャレンジ力・思考力・メタ認知力】計算のくふうを考えよう

2年生の算数の授業で計算の工夫について学習しました。

算数では、答えが一つに決まる問題が多くあります。ですが、そこに至るまでの解き方は様々で、ストレートにわかりやすく解く方法もあれば、大きな回り道をして解く方法もあります。

大切なことは、様々な解法がある中で、自分がそれぞれの解法を検討して、自分なりの解法を見つけていくことではないかと思います。

また、式は世界共通の言葉のため、例えば

5+4=9

という式から

・5個あるものに、4個加える

・5個のものと4個のものを合わせる

ということを読み取ることができます。

作った式を「どんな考えからそういった式を作ったのか」ということを発表しあったり、友だちの式を読み取ったりすることで、多様な考えに触れて、様々なやり方を検討し、自分なりの考えを見つけていく活動をしていきました。

 

今回はこのような問題から、みんなの考えを共有していきました。

1年生が7人で遊んでいます。

そこに1年生が12人来ました。

さらに、2年生が8人来ました。

子どもは何人になりましたか?

 

この問題に対して、子どもたちはこのような式を立てました。

 

立てた式は、ロイロノートの提出箱を使って共有をしました。

「7 + 12」を先に計算をする場合と、「12 + 8」を先に計算する場合で意見が分かれたため、双方の考え方のもととなる考えを共有し、「自分がどうしてその立式をしたのか」ということをお互いに発表しあいました。

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【子どもたちの考え】

・7 + 12は「1年生のまとまり」として、先にまとまりにした。

・12 + 8は「あとから来た子達のまとまり」としてまとまりにした

・12+8は10の塊が作れるから、計算しやすくなるからまとまりにした。

問題の様子を元にまとまりを作る人もいれば、数理的な処理の仕方に注目をしてまとまりをつくる人もいました。

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最後に、算数では、「まとまりを作る」ことを「カッコを使って表す」ということを学習して、授業を終えました。

様々な考えに触れていく中で、ただ単に答えを出すことを目的にするのではなく、その過程を楽しんで行ってもらえたらと思います。

 

2年生 担任 都筑 圭佑