シンキングツールを使って、説明文をうまく読み深められるように取り組んでいます。今回は、「対比」について明確化して、文章内容の理解を深めました。
説明文『世界に誇る和紙』
(学習のめあて)
・これまで学習してきたつなぎ言葉(接続語)に注目して、文章の構成に気づけるようにする。
・対比関係を明確にし、筆者の主張の読み取りに生かす。
・筆者の主張を読み取り、要約する。
★使用したシンキングツール・・・ベン図、クラゲチャート、ピラミッドチャート
★目的・・・対比関係の明確化
(授業展開)
①文章を読み、形式段落やつなぎ言葉(接続語)、わからない言葉については初読でチェックをします。
②つなぎ言葉(接続語)に注目し、その働きを復習しながら、文章の細部がどのような構成になっているのかに目を向けさせます。
③「いっぽう」から対比の関係を明確にし、「和紙」と「洋紙」が対比されていることを確認し、ベン図を用いて各自「和紙」と「洋紙」の情報の整理をします。
④班で情報を持ち寄り、読み取りを深めます。
⑤和紙の情報から、自分たちの和紙に対しての考えを持ちます。
⑥発表して、クラスで共有します。
⑦和紙と洋紙の情報のどの部分が対比になっているのかを全員で確認します。(対比になっていない情報や、その情報が書かれていることの意味に気づかせる)。
⑧筆者が和紙について伝えたいことがいくつあるのかをまとめます。
(次の展開)新たなシンキングツールを使って深めます。
⑨クラゲチャートを用いて筆者の主張を各自でまとめます。
⑩班で主張を持ち寄り、読み取りを深め、クラスでも共有します。
⑪ピラミッドチャートを用いて要点から自分が考えたことについて掘り下げていきます。