【思いやり・チャレンジ】1年生遠足 教育実践

5月12日(金)、子どもたちが楽しみにしていた小学校最初の遠足が行われました。行き先は、学校からも近い「こどもの国」です。

<事前の準備>

遠足や宿泊行事で必ずおこなう「しおりを見ての準備」も今回が初めてになります。事前に各担任の先生から、行程や持ち物のことについて説明がありました。日々の学校生活も同じですが、いままでは保護者の方主体で準備していただいていたことも、徐々に自分で準備をしていけるようになっていきます。

 

<当日>

学校から20分程度であっという間に到着しました。

最高の天気に恵まれ、いよいよ遠足のスタートです。まずはクラスごとに簡単なハイキングを行い、こどもの国の自然を楽しみました。この日は春というよりもはや初夏を感じる暑さでしたが、植物や昆虫などたくさんの発見をすることができました。ともすれば土の上をまったく歩かなくても日々の生活ができてしまう現代において、自然を満喫する良い機会となりました。

そしてハイキング終了後は、メインイベント班別スタンプラリーの開催です。

班ごとに渡されるカードにかいてある5つのチェックポイントをまわり、そこにあるミッションをクリアしていき、スタンプをあつめていきます。

限定エリア内とはいえ、1年生の子どもたちにとってはかなり広い場所を教員の手からはなれて、自分達で冒険していくことになります。私たち教員側も、いろいろな心配はありましたが、入学して1ヶ月半の成長を信じ、事前に丁寧に説明を加えた上で実施をしていきました。

この日の園内は20団体以上の利用があり、かなり混雑をしていて見通しも効きづらい場所もありましたが、青空のもと、チームで協力しながら先生たちが待つチェックポイントをまわっていくことができていました。

「○○せんせいやっとみつけた〜!!」というホッとした子どもの笑顔からは、「自分たちでがんばった」という自信が伝わり、見守るわたしたちもとても頼もしく感じました。

ちなみに6年生は鎌倉の遠足や修学旅行で班別自由行動が組まれていますが、今回の1年生のスタンプラリーもやがてはそういった広範囲での活動につながっていく第一歩となります。教員がしっかり寄り添う場面と、一歩引いて見守る場面、両方を設定しながら子どもの成長をサポートしていければと考えています。

スタンプラリーが無事に終わったあとは、お弁当タイムです。

午前中思いっきり動き回ったので、お腹もへっており、あっという間に食べ終わってしまう子がたくさんいました。

その後は少し自由時間をとり、アスレチック遊びを楽しみ帰路へと着きました。

<ふりかえり>

学校に戻った後は、スタンプラリーの班でふりかえりの絵をかきました。各班楽しそうに思い出をふりかえりながら絵を描いていました。

思えば、今年の新入生の児童は幼稚園保育園時代がコロナ禍直撃の世代となりました。「みんなで出かける」ことに色々な制限がついてきたこともあった中で、ようやく子どもたちも本格的な集団活動を楽しむことができるようになりました。

時にうまくいかないこともあるかもしれませんが、それもまた経験ととらえ、今後の行事でもより充実した活動となるよう計画をすすめていきたいと考えます。