思いやり」カテゴリーアーカイブ

【思考力、チャレンジ力、創造力】3年生 桐蔭まつり

3年生は、初めての「催す側」に「わくわく」「どきどき」しながら取り組みました。

昨年の自分(たち)を思い出して、どんな「企画」や運営の仕方だったら、特に1・2年生が楽しんでくれるか、を考え、作り、実施しました。

3年1組「自然ワールド」

去年までは上級生の教室を見学して桐蔭まつりを楽しんでいた子どもたちですが,今年はいよいよ開催する側に立つこととなりました。まつり準備の初日,教室は期待と不安に包まれていました。クラスのテーマは「自然」。誰もが親しめる良いテーマです。そして,7班(1班4~5人)に分かれて内容を決めました。1組は,射的,ボーリング,スライムづくり,的あて,つり,輪投げといった低学年の児童が楽しめる内容になりました。やることが決まってからの子どもたちの行動力は実に素晴らしかったです。ある子たちは毎日のように家から材料を持って来てくれました。手持ちが無理な場合はお家の人に頼んで運んでもらってもいました。折り紙の景品を黙々とつくる子も何人もいました。知恵を絞って段ボールの壁作りに挑戦している子たちも。子どもたちのまつりに向かう一途な姿を見ることができました。もちろん時には意見の相違から言い合いや嫌な思いをした子もいたと思います。それも含めてみんなで何かを創ることの手順や醍醐味を知る機会となりました。

このおまつりで,子どもというものはやることが明確でそこに楽しみを見いだすことができれば,こちらが何も言わなくても,自分たちで準備し,工夫し,展開していけるということを実感しました。そのような子どもたちが自分たちの能力をますます発揮できるよう学習環境を整えて,子どもたちを見守り支えていきたいと思いました。

3-2『わくどきルーム』

進行役を立てない全員でのミーティングを重ね、「私はこういう企画・役割で役立ちたい。」と書いた結果、「虫捕り」「お化け屋敷」「射的」「間違い探し」「クイズ」「受付」「説明」に分かれて準備・実施をすることになりました。ですので、どの企画も、クラス全員の想い・アイディアが入っていて、それに応えようとしていました。「自分たちの企画が良ければいい。」という発想になっていなかったので、企画の場所のシェアで揉めることもなく、当日も、たくさん作った手作りの景品・お土産が足りなくなると、他の企画が快く融通してくれて助け合っている姿が素敵でした。

どの企画も、1・2年生に楽しんでもらうための工夫をしていました。例えば、「虫捕り」は、1・2年生の中には虫が好きな人も多いだろうけれど、生きている虫を扱うことはできないルールだということで、どうやって1・2年生に楽しんでもらおうかと考え、段ボールの中からマグネットで、段ボールの上のプラバンで作った虫を動かし、それを捕まえてもらって楽しんでもらおうという発想になりました。「射的」も、輪を通した糸の先に的を下げて滑車のようにし、糸を引くことで的を動かし、喜んでもらう発想に至りました。「お化け屋敷」も「間違い探し」も「クイズ」も、」1・2年生に合わせてレベル別に選べるように用意、実施しました。

子どもたちからは、見るとやるとでは大違い、「丁寧な接客をするとすごく疲れる。」という感想や、「思ったよりも手応えがあった。」という感想が寄せられました。

3年3組テーマ「きけん・こわい」

前文にもありますが、3年生は、初めての「催す側」として参加します。それに向かう子どもたちは「やったー!」、「がんばるぞ!」、「楽しみ!」など、とても前向きで素敵な姿が印象的でした。

3年3組では、今回の桐蔭まつりを桐蔭学園小学校が掲げる6つのキーコンピテンシーの育成を、また、4~6年生に進級していった際に、よりパワーアップしていくための取り組みを目指しました。

・新しいこと(催す側)に挑戦する力〈チャレンジ力〉

・グループごとに企画を考える力〈創造力〉

・自分たちの企画をお客さんの立場になって考える力〈思考力〉

・「自分のやりたい」と「友だちのやりたい」をつなげる力〈思いやり〉

・桐蔭まつりを振り返る力〈メタ認知力〉

・桐蔭まつりを通して自分たちの学習や生活に活かす力〈エージェンシー〉

3年3組のテーマは、全員で話し合い、「きけん・こわい」に決まり、各グループで進めること(グループでやる企画)と、クラス全員で進めること(教室の飾りつけ・看板作り)を決め、準備を進めていきました。

本番では、うまくいったこともあれば、うまくいかないこともありましたが、催す側の気持ちや、同時進行で物事を進めることの大変さを学びとして捉え、皆、一生懸命にがんばっていました。

準備から本番、振り返りと、最後まで前向きに活動していた子どもたちに拍手を送りたい気持ちになる桐蔭まつりでした。

(企画や振り返り文などの一部を掲載いたしました。ご覧いただければ幸いです。)

【3年3組の企画※一部抜粋】

【3年3組児童の振り返り文※一部抜粋】

 

【チャレンジ力 、 思いやり、 エージェンシー】4年生 桐蔭まつり

桐蔭学園小学校では、3年前から「桐蔭まつり」という子どもたちが主体となって作り上げる文化祭を行っています。

今年度からは学校でのコンセプトを元に、各学年でテーマが決まりました。

4年生は、「昨年度取り組んだものを生かしたステップアップ」です。

9月から各クラスで実行委員を決め、それを元に学年➡各クラスのテーマを決めました。

どのような企画にしていくのか自分たちで話し合うにはなかなか難しい場面もありましたが、実行委員が優先順位を考え、仲間を気遣う心を培いながら、なんとか企画を作り上げることができました。学年では「究極の二択」となり、それを元に、1組では「陸と海」、2組では「過去と未来」、3組では「天国と地獄」を表現することになりました。どのようにお客さんに喜んでいただけるのかを考えました。

また、実行委員以外にもクラスのために活動することが自然発生的に生まれ、クラスの企画を彩ってくれました。

【1組(陸と海)】

縁日形式で行うことに決まり、出店ごとに陸か海を表現しました。「スライム作り」,「アクセサリー作り」,「スーパーボールすくい」,「射的」が選ばれました。その中に、「陸」と「海」のアイデアがふんだんに盛り込まれました。

【2組(過去と未来)】

縁日形式で、教室を半分に分け、過去ブースと未来ブースで表現しました。

過去ブースでは、「お米つくり体験」、「昭和の射的」、「桐蔭ピック」でした。

未来ブースでは、「UFO的当て」、「魔法のスーパーボールすくい」、「工作くじ引き」でした。

【3組(天国と地獄)】

教室を半分に分け、天国チームは縁日形式で、「星空すくい」、「プラ板作り」、「スライム作り」、地獄

【3組(天国と地獄)】

教室を半分に分け、天国チームは縁日形式で、「星空すくい」、「プラ板作り」、「スライム作り」、地獄チームは体験型形式で「鬼退治」の企画をおこないました。

当日は、保護者や在校生を中心としたお客様に対して、心をこめておもてなしを行い、どのお客様も笑顔にすることができたと思います。

子どもたちは今回の経験を通して失敗もありましたが、終わった後には笑顔で「大成功」だと晴れ晴れとした顔をしていました。自分たちでいろいろな思いや考えのある友だちと企画を作り出し、実行にうつしていくことは、今後の生活の中で大きな経験となります。大切に心のノートにメモしてほしいなと思います。来年もまた、桐蔭まつりに今回の経験が生かされることと思います。

 

【チャレンジ力・思いやり・エージェンシー】野外活動 ㏌ こどもの国

11月15日(金)に、2年生は横浜市青葉区にある「こどもの国」へ行きました。

今回の野外活動では、子どもたちが自分たちで行事を作り上げることをねらいとし、「野外活動をどんな思い出にしたいか」ということを考えることから始めました。話し合いの結果、「友だちと仲良くグループ行動をして、楽しい思い出にしたい。」「友だちとのグループ活動を通して、学べる野外活動にしたい。」という目標ができました。

1学期の遠足では学年が始まって間もなかったということから、普段から一緒に活動をしている生活班で活動しましたが、今回は、班を作るところから自分たちで行いました。子どもにとって、班を自分たちで作るのは思っている以上に難しいことです。なので、目標を達成するためには班でどんな様子で話し合いができたらよいのか、そして、そのためにはどんなことを大切にしながら班決めをしたらよいのか、逆算して考えていけるようにしました。どんな班にしたいかを子どもたちと確かめたところ、「みんなが意見を言えて、しっかり話し合いができる班」「思いやりを持って、安全に行動できる班」などが出てきました。それが実現できそうな班を自分たちで考えて組んでいきました。なかなか声のかけられない子には「こっちにおいで」という呼びかけをする子もいて、子どもたちは試行錯誤しながらもお互いの気持ちを大切にしながら班を作れていたと思います。

班ができたら、班活動をどのように進めていくか考えました。話し合いをする中で大切にしたいことを子どもたちと確かめる中で、「一人ひとりの希望が叶うように」「無理のない計画を立てる」「一人ひとりが責任を持って話し合いに参加する」ことを大切にしようとなりました。限られた時間で、班のみんなが、こどもの国の中を楽しく効率よく回るためにはどうすればよいか。お小遣いの一人当たり500円をどのように使うか。自分だけの意見を押し通すのではなく、あるいは、自分だけ我慢してしまうのではなく、班のみんなの意見を取り入れてみんなが満足できるようにするにはどうすればよいか。何度も話し合いを重ねました

当日は天気の影響で、活動時間が短くなったり、集合場所や昼食場所が変更になったり、予定とは違う部分もあったものの、しっかり話し合いをしたおかげで、時間を見ながら班で協力して活動をすることができました。思ったよりも時間がかかってしまったり、逆に思ったよりも時間が余ったりして、行きたい場所や遊びたいことが計画通りにできた班ばかりではありませんでした。しかし、計画を立てるときに、地図とにらめっこして、どんなところにどんなものがあるか、移動時間は何分くらいかかるか、と考えていた子どもたちは、計画を少し変えて、臨機応変に活動することができました。また、当日になってできると思っていたことができなかったときも、班で話し合って、別の活動に切り替えた班もありました。

こども動物園、自転車乗り場、こども遊牧場など、園内の様々な場所で自由に活動を行い、子どもたちの充実した表情が各所で見られました。また、当日にいくつか変更があり、予定通りにはいかないことが多い中、事前にグループで考えた目標を意識しながら、行動することができていた班が多かったように感じました。

子どもたち自身で計画を立て、行き先ややることを決めるのは春に続いて2回目の試みでしたが、1回目のズーラシアよりもパワーアップし、成長できたことを子どもたち自身も感じられた野外活動だったと思います。はじめに立てた目標の通り、みんなが楽しく幸せな1日になったのではないかと思います。また、目標達成のためにどうしたらよいか、ということへの気づきのある、学びの多い野外活動となりました。

 

【思いやり・エージェンシー】 5年 宿泊

102日~4日の23日で栃木県大田原市で5年宿泊学習を実施しました。

3年生では12日、4年生では12日の宿泊を2度経験しています。どちらも神奈川県内での宿泊とありどこか安心感がありましたが、5年生では神奈川県を飛び出し栃木県へ、また23日と日数も増えました。親元を離れての始めての経験。加えてこれまでと大きく違うのが、宿泊先が少人数でのペンションステイということです。

 5年生での宿泊のねらいは、初めての地の地域の方々との交流です。ペンションステイ、農業体験と様々な方々と関わりを持つことで、これまでの自分の価値観や視野を広げていくことにあります。

 宿泊行事に向けて、夏休み明けから実行委員を立ち上げ企画・準備を進めてきました。これまでの経験を生かして、現地の情報収集やペンションステイにおけるルールなどを自分たちで作成し子どもたち自身が主体となって考えることで、この一大イベントが決められたレールに沿うものではなく、自分たちが作っていく行事となっていきました。

1日目

 これまでは学校集合でしたが、今回は初めての東京駅集合。楽しみにしている反面、どこか不安な表情を見せている子どもたちでしたがお家の方々の見送りに手をふり東京駅を出発しました。学校の友だちとの新幹線の移動ははじめてで子どもたちもとても嬉しそうな表情を見せていました。那須塩原駅までは約1時間ちょっと。あっという間の時間ですが、子どもたちは少しの時間も無駄にせず、移動時間も楽しんでおりました。

 那須塩原駅に到着し、神奈川とは違った空気を感じつつ最初の目的地の昼食場所の公園を目指します。出発までは少しドキドキしていた子どもたちも徐々にいつもの表情に変わり、配られたお弁当と持ってきたおやつの時間を楽しんでいました。

 次に向かったのは、トレッキングのスタート地点。そこではガイドさんに先導され約1時間半、大自然の中を歩きます。どんぐりやカエルなど様々な生き物との出会い、途中に突然現れる大きな吊り橋に子どもたちも興奮しながらもギブアップは1人も出ず、みんなで最終地点まで歩き切ることができました。歩き切った子どもたちはとても晴れ晴れした表情をしていました。

 バスに乗り込み向かった先は入村式を行う会場です。いよいよここから各ペンションに分かれての行程になります。会場には、自分たちが宿泊するペンションのオーナーさんがいらっしゃいました。ご挨拶をして各ペンションへと移動です。みんなと行動していたところから一気に少人数となり少し子どもたちも心細そうではありますが、「じゃあね!」と互いに声をかけながらそれぞれ分かれていきました。

 ペンションに到着後はそれぞれ違った活動が始まります。ここからは自分たちが持っているしおりには詳しく書かれていないため、ペンションのオーナーさんと確認をしながら2日間を過ごします。

2日目

 2日目の主な活動は、農業体験です。事前に自分たちが希望した酪農家さん、農家さんを訪れて体験をします。

 酪農家さんでは、乳牛のことを初めに学び、その後実際に牛と触れ合います。大きな牛を何人もで引き、散歩させたり、聴診器で牛の鼓動を聴いたりすることもできました。子どもたちは少し怖がりながらも少しずつ牛と距離を縮め、お別れの時にはとても名残惜しそうに牛たちに手を振っていました。

 農家さんでは、玉ねぎの種まき、トマトの収穫後の作業などを体験することができました。スーパーで売られている野菜もたくさんの方々の情熱と苦労があることを身を持って体験することができたのと同時に、食、命にも真剣に向き合うことができる体験となりました。

 

 農業体験の後は宿泊先のペンションに戻ります。「おかえり!」と迎え入れてくれるペンションの方に「ただいま!」と元気に返す子どもたち。すっかり家族になっています。

この後は各ペンションが用意してくれた活動が始まります。パン作り、ノンアルコールのカクテル作り、ダイヤモンドアートなどペンションのオーナーさんが得意とするものを子どもたちは体験することができました。

3日目

 あっという間の23日。慣れたと思ったらもう帰らなければいけないことに子どもたちからも「もっといたい」というメッセージが伝わってきます。

 最終日はペンションごとに2日間のお礼を伝え、ペンションのオーナーさんとのお別れです。

 その後は全員が合流します。たった1日ですが何日も離れていたような感覚です。「ひさしぶり~!」「元気だった~!?」と再会をとても嬉しそうにしていました。

 オーナーさんとのお別れの後は、渓流釣り体験。いくらをエサに子どもたちは一本釣りに挑戦です。なかなか釣れない子もいれば、釣った魚をどうすればいいか戸惑っている子など各々が楽しむ姿を見ることができました。

宿泊行事を終えて、子どもたちはまた一歩成長することができたのではないでしょうか。

 ペンションステイという経験したことのないことへの挑戦、不安な時の友だちへの声かけや友だちからの声掛け、農業体験をとおしての新しい発見、この23日でたくさんのことを学ぶことができたようです。この経験を今後の学校生活、友との関わり、今後の生き方に生かしていってもらいたいと思います。

 

【チャレンジ力・思いやり】3年生宿泊行事「箱根・小田原」

3年生の宿泊行事が、9月27日(金)から1泊2日で実施されました。
3年生にとって初めての宿泊行事。「夏休み前から準備して、楽しみにしていたんだ!」という子どもたちの声を多く聞きました。雨予報が出ていたにもかかわらず、子どもたちのパワーが雨雲を吹き飛ばし、幸運なことに二日間とも傘をささずに活動ができました。初日

は、箱根町立森のふれあい館へ行きました。
東京ドーム約9、5個分もの広大な森の中を自然に関するクイズを解きながら歩くクイズラリーでは、地図と回答用紙を持ち、問題が書かれた場所を探しながらグループで答えを考えます。それぞれが意見を出し合い、相談しながら取り組む姿がありました。
木片の土台にさまざまな種類の木の実などを自由に飾り付ける木の実クラフトでは、想像力を駆使して、動物や昆虫、花など、オリジナルの作品作りに集中できました。

 

 

 

 

 

 

そのあと訪れたビジターセンターでは、ガイドの方と一緒にフィール

ドワークを行いました。「うらが白い葉っぱはヨモギだよ においをかいでごらん」「うわー!この葉っぱもすごくいい匂い!山椒だって」「ガイドさんのおやつのムカゴの実を見つけたよ!」子どもたちは自然を五感でしっかりと感じ取っている様子でした。

二日目は、小田原の神奈川県立生命の星・地球博物館を見学しました。地球を考えるコー

ナーでは、地球ができる過程でできた岩石や隕石などを見たり触ったりし、生命を考えるコーナーでは、さまざまな生物の骨格標本によって進化の歴史を知ることができまし

た。コレクション、テーマごとに項目分けをした大きな本型の展示ケースに標本を展示した実物百貨図鑑(ジャンボブック)は、子どもたちに人気のコーナーでした。それぞれが自分の興味のある分野についてより深めたり、知らない分野に興味を持ったりすることができました。

今回初めてのホテルでの協同生活。ここでは、自分のルールが通用しないこともあります。一人が全員のことを考えて行動する、ということ、そして、自分のことは自分でする、という大切なことを学びました。そして、次の行動に備えて見通しを持って行動することも学びました。

子どもたちの成長が見られた貴重な二日間であったと思います。

 

【チャレンジ力,思いやり】4年生 宿泊行事(鎌倉)

9/16(月)~17(火)に4年生の宿泊行事が行われました。

今回の目的地は、神奈川県横須賀市・観音崎自然博物館と鎌倉市・新江ノ島水族館です。

昨年度3年生の時に行った宿泊行事からステップアップしようと、子どもたちは、夏休み明けから約2週間をかけて話し合い等を行い、準備を進めました。4年生にとっては2度目の宿泊行事です。昨年度の宿泊行事を参考にして、新しい係にもチャレンジする子たちもでました。子どもたちの中から「昨年度は~だった。」という声を多く聞きました。係ごと、班ごとに行う内容を話し合いながら、現地での自分たちの活動を想像し、準備に取り組む姿が見られました。

3~8名の生活班の中で5つの係(班長,整理整頓,タイムキーパー,食事,湘南新聞)を話し合いで決めました。係ごとに分かれて話し合って仕事内容を確認したり、目標を決めたりしました。決まったことは、しおりに載せて、みんなで達成できるようにしました。

(班長より)

(整理整頓係より)

(食事係より)

(タイムキーパーより)

これを基に、生活班ごとにも集まり、班のメンバー内の目標や決め事、水族館での回るルートなどについて話し合い、宿泊行事に対する期待を高めました。

【9/16(月)出発前の教室の様子】

1日目の観音崎自然博物館では、博物館での貴重なお話、ビーチコーミングの体験など、大きな学びとなりました。

【観音崎自然博物館(ビーチコーミング,館内見学,海草の標本づくり,水産業に関するレクチャー)での様子】

ホテルの開校式では、代表の児童がホテルの方に挨拶することができました。緊張もしましたが、代表となったことがいい経験になったようでした。

【鎌倉の宿舎KKR鎌倉わかみや(開校式)】

【閉校式】

1泊でしたが宿泊することで、事前の準備がとても役に立ち、子どもたちは感謝の気持ちでいっぱいになりました。

1日目の夜に初めてのレクリエーションを行い、次回は自分たちで企画したいとの声も出ました。

【レクリエーション】

【9/17(火)由比ガ浜への朝の散策】

二日目は、新江ノ島水族館に行きました。

昨日行った観音崎自然博物館とは一味違い、観察するものも多く、自分たちで見学ルートを決め、各班での絆も深まりました。

【新江ノ島水族館での見学とアクアプランツ制作の様子です】

今回の宿泊行事では、日本の水産業や水生生物の生態などについてさらに興味を持つことができ、宿泊活動でも子どもたちにとって大きな達成感を味わうことができました。また、今回経験したことが二月の宿泊行事や今後の生活に役立つことと思います。

最後になりましたが、子どもたちの見学の様子や、宿舎での生活を見守ってくださった、博物館や水族館のスタッフの方々、ホテルの方々、本当にありがとうございました。

 

【思いやり、チャレンジ力】1年生野外活動「清川リバーランド」

先日、清川リバーランドにて野外活動を実施いたしました。清川リバーランドは、自然の中で自由に活動できる環境が整っているだけでなく、施設がコンパクトにまとまっているため、教員が目を配りやすく、安全に活動を進めることができました。また、複数の席が炉を囲んで配置されていることから、保護者同士も交流を深めやすい環境が整っており、野外活動に適した素晴らしい場所でした。

川の中で泳いでいる魚を手づかみで捕まえる企画は、子どもたちにとって大きなチャレンジでした。最初は魚を捕まえるのが難しく、何度も失敗する場面もありましたが、子どもたちは諦めることなく、互いに思いやりを持って声を掛け合いながら、協力してチャレンジを続けました。最終的にはみんなが魚を捕まえることができ、その瞬間の歓声は子どもたちの喜びと達成感に満ちていました。この活動を通して、仲間との協力の大切さや自然の中で過ごす楽しさを存分に感じました。

川遊びの際には、安全を最優先に考え、保護者の皆さまにも多大なご協力をいただきました。川の流れや水深を確認しながら、子どもたちは自由に遊び、自然の中での探索や発見を楽しむ姿が見られました。また、水の音を聞き、水の動きを眺め、水に触れ、森のにおいを感じ、そしてバーベキューと五感をフルに活用し、自然の中でさまざまな遊びを見つけることができました。

 

その後のバーベキューでは、子どもたちが保護者の方と協力しながら、食材を焼いたり、準備を手伝ったりしました。保護者の方々にとっても交流の場となり、子どもたちと一緒に活動を楽しみながら、家庭ではなかなか経験できないような共同作業を通して、親子の絆を深める貴重な機会となりました。子どもたちが食事の準備に関わる姿は、普段とは違った頼もしさを感じました。

 

活動終了後、学校に戻ってからは、子どもたちと一緒に振り返りの時間を持ちました。自然の中での体験を通じて感じたことをグループごとにまとめ、発表を行いました。この振り返りの時間は、遠足での楽しい思い出を共有するだけでなく、今後の活動にどう活かしていくかを考える良い機会となりました。これからも、子どもたちの成長を願っています。

 

【思いやり、エージェンシー】5年遠足 袖ヶ浦海岸「地引網体験」

6月28日(金)に5年の遠足が実施されました。当日の天候は大雨ではありましたが、現地の方と連絡を取り合い、天候は悪いが比較的波は穏やかであるということで、当初の予定通り地引網体験を決行いたしました。

外は大雨ですが、移動のバス内では、歌を歌ったり、クイズ大会をしたりと子どもたちはとても楽しそうに過ごしていました。約 1 時間半ほどで現地に到着し、みんなで袖ヶ浦海岸まで向かいます。道中、雨が弱まることもなく本当に地引網ができるのだろうかと子どもたちも半ば不安な様子。しかし、現地に付くと、悪天候にも関わらず、現地のスタッフの方々が、明るく迎え入れ、準備も早朝よりしてくださっていました。

綱の引き方の説明を受けたあと、二手に分かれて綱に繋がれた網を引いていきます。あまり速く引いてしまうと、水中の網が浮き上がってしまうので、できるだけゆっくりと引くことや二手に分かれているので、もう一方の列とスピードを揃えることを意識しながら引いていきます。思った以上に重たい綱を子どもたちも一生懸命引いていきます。一列に並び「最後尾まで引いたらまたスタート位置に戻り」をくり返し、ようやく網の端の部分が見えてきました。子どもたちは、網に何が入っているのか興味津々で、思わず手が止まってしまいます。スタッフの方に「手が止まっているよー。まだまだ引いてー」と声を掛けられて、子どもたちはハッとしてまた綱を引き始めます。雨でなかなか力が入らない中、

力を振り絞って綱を引き、ついに大きな網が海岸に引き上げられました。

ふくらんだ網に子どもたちが集まると、スタッフの方が急に「みんな離れて!」と子どもたちを網から遠ざけます。なぜだろうと網の中を覗くと、そこには大きな体で尾尻に毒を持ったエイが入っていました。水族館で見たことのあるエイとは違い、間近で見るエイに子どもたちも驚いているようでした。エイの他には、たくさんのシラス、ホウボウ、イカが入っていました。想像以上にたくさん入っていて、子どもたちは雨も気にせず興奮している様子でした。

その後、雨の当たらないところに移動して、事前に用意してくれていた魚を捌く体験をしました。最初にスタッフの方に捌き方を教えてもらい、慣れない包丁を使いながら魚を捌いていきます。滑る魚をしっかりと抑え、魚を三枚におろしていきます。慎重に包丁を動かす子どものたちは皆真剣です。上手く 3 枚におろした魚は、スタッフの方が炭火で焼いてくれました。この味も子どもたちにとっては思い出となったようです。

学校行事では、教室での机上では学ぶことのできないことがたくさんあります。自分の目でみて体で感じること。友だちとの関わりの中で考えること。そして、行事を終えた後にふり返り。それらすべてが今後の生活や自分たちの力として活かされていくことと思われます。5年生の学年テーマは「自ら考えて判断し行動する」です。今回の遠足では、悪天候という状況の中で、子どもたちそれぞれが最善な方向を目指して判断し行動する場面をたくさん目にすることができました。また、このような状況では自分のことでいっぱいになってしまい、なかなか他者に目を向ける余裕がありません。そんな中でも、他者のことを考えた思いやりのある行動、みんなと一緒に頑張ろうとするエージェンシーを育てることのできた行事となりました。

 

【チャレンジ力・思いやり】3年生遠足「相模原麻溝公園」

3年生の遠足が、6月27日(木)に相模原麻溝公園にて実施されました。

事前準備では、どこへどのようなルートで巡るか、時間内で最大限楽しむ方法を、班で話し合いました。どの班でも、お互いの意見を尊重しながら、相談を重ねる姿が見受けられました。

当日は、ちょうど梅雨の晴れ間。さまざまな緑の中に青や白のアジサイが見事にさきほこり、風の気持ち良い日になりました。

まず、最初に、ふれあい動物広場で、モルモットへの餌やり体験や動物園の見学をしました。子どもたちは、モルモットの体は温かくて柔らかだけれど爪は案外鋭いことを発見したり、モルモットのトクトク

という心臓の鼓動を感じたり、鳥が羽を広げた時に意外な色があらわれることを見つけたり、突然「おはよう」と話しかけるオウムに驚いたりしながら、活動を楽しんでいました。

自分が感じたことは、それぞれがシートにまとめます。「体が真っ白でくちばしの赤い鳥が気に入りました」「空気がきれいで、土や草のにおいがする」「えさをたべるモルモットの口元がかわいい」「クジャクの羽がとにかくきれい」、など文章や絵で上手に表現していました。

お弁当を食べた後は、お楽しみのフィールドアスレチックです。小さな林の中に魅力的なアスレチックが点在しており、子どもたちの目が

輝きます。アスレチックの中には少し難易度の高いものもありましたが、「怖くてこれ以上進めない!」というお友達に対して、「大丈夫だよ!まず左足を次の丸太にかけて、手でロープをつかんで!」「頑張れ!そこは乗り越えるより、くぐったほうがいいよ!」など、前向きで的確なアドバイスを送る姿が多く見られました。助けてもらいながらクリアできた子どもたちは、次に困っているお友達のサポートにまわります。子どもたち同士のチャレンジとサポートが素敵にリンクして、絆が深まる良い時間になりました。

林には、クワガタやキラキラのカナブン、マイマイカブリなどもいて、昆虫採集に夢中になる子どもたちもいました。

良い天気のもと、子どもたちの豊かな表情が印象的な一日となりました。

 

 

 

【思考力・思いやり】2年生遠足「ズーラシア」

 2年生の遠足が、5月10日によこはま動物園ズーラシアで実施されました。天気にもめぐまれて、たくさんの動物たちを見ながら楽しく一日を終えることができました。

 事前準備では、広い園内のうち「アフリカの熱帯雨林」と「アフリカのサバンナ」のエリアでグループ見学をするため、どの動物をどのようなルートで巡っていくかを、子どもたちが話し合って決めていきました。この話し合いは一人ひとりの希望が異なる可能性のある場面です。「こっちのルートで行くとうまく見られそうだね」など、うまく希望の折り合いがつけられるように、考えながら話し合いが進められました。

当日は天気にめぐまれ、青空のもと実施することができました。グループの仲間と一緒に見学をスタートし、自分たちで考えた計画に沿って動物を見て回り、子どもたちは目の前で見る動物たちに盛り上がっていました。また、「はぐれないように気を付けよう」「○○さんが遅れているから待ってあげよう」「疲れたなら水筒を持ってあげるよ」など、グループで上手に回れるようにお互いを思いやりながら散策をしている様子が印象的でした。

お昼のお弁当を食べたあとは、クラスごとに並んで「日本の里山」「オセアニアの草原」「アジアの熱帯林」を見て回りました。レッサーパンダやスマトラトラ、オランウータン、インドゾウはすぐ目の前で見ることができ、子どもたちからは歓声があがりました。たくさん歩いたので最後はクタクタになっていましたが、楽しく一日を終えることができ、新しいクラスの仲間と仲の深まる遠足となりました。