3年算数担当 船曳 巧頌
3年生を対象に、オンライン期間の午後に希望者に「算数の部屋」という講座を開設しています。今回は、オンライン期間に入って、3回目の講座でした。30人の子どもたちが参加しました!
「タングラム」は、ホテルや民宿にも置いてある子どもも大人も楽しめるパズルです。これを算数的な視点から考え、いろいろな形を作っていきます。
まず、初めにA4の用紙を用意してもらい、「どんな形かな?」と復習から入りました。「2回だけ折って正方形を作ってみよう。」と投げかけたところ、「意外と難しい。」という声が子どもたちから聞こえました。
でも、正方形の特徴を思い出してみると、「すべての辺が同じ長さ」ということにたどり着きました。
「同じ辺の長さを作るには…?」
「そうだ!斜め(対角線上)に折ることで、辺が重なり4辺とも同じ長さになる♪」
そんなところからスタートし、タングラムの理解を深めていきました。タングラムは正方形を意図的に区切った形や直角二等辺三角形や正方形、そして平行四辺形などの決まった形があります。
オンラインであったので学校に教科書を置いてしまっている子もいたので、タングラムをロイロノート上でも使えるようにしました。
ロイロノートには、画像を回転させる機能があります。置きたい向きにできるように、回転させられるようにしました。回転の機能の問題上、どうしてもできない向きがあるので、その向きにできるように予備の物も用意しました。
また、子どもの中には、その形を複製の機能を使って「いくつか、使っていいならこれもできたよ!」と教えてくれました。
「先生が複製をすることを予想していなかったよ…。」
子どもたちは、大人の発想をいつも超えてきます。
子どもたちのあっぱれな取り組みでした。