春開催3年目となった今年度の運動会も、「子どもたちが中心となり、子どもたちが作り上げる運動会を目指す」というコンセプトのもと実施しました。
最高学年である6年生の有志は、昨年度(5年生)の3月からいち早く実行委員会を立ち上げ、「小学校最後の運動会をどんなものにしたいか」と話し合いを重ねてきました。その中で決まった大きなテーマが「“一心同体”になれるような運動会にしたい!」という方向性です。プレイヤーも観客も全員が一つになれる運動会を目指し、実行委員全員の気持ちがまとまりました。
具体的にやりたいこととして挙がった「全員での入場」や「全校ダンス」などのアイディアをもとに、教員側の意見も取り入れながら4つのプロジェクトを立ち上げました。「開閉会式」「応援」「放送原稿・プログラム」「参加賞」の各プロジェクトでは、5年生の頃から話し合いを引っ張ってきたメンバーがそれぞれ責任者(まとめ役)となり、具体的な準備を進めました。
「開閉会式」プロジェクト
「1〜6年生が一体感を持って楽しく踊れる曲は何か?」「『桐蔭』らしさを出すアレンジや、全員が踊れるようになるための練習計画は?」と、あらゆる可能性を探りました。最終的に「ジャンボリミッキー」をアレンジした「ジャンボリTOIN」を開会式で踊ることに決定。全体練習を重ねることで、全校の一体感を高めていきました。
「応援」プロジェクト
自分たちのチームはもちろん、真剣勝負で戦う相手チームとも“一心同体”になれる運動会を目指し、「エール交換」を行うことにしました。各クラスで「応援団」を結成し、自軍を鼓舞する言葉や相手へのエールを考案。伝えるための練習に一生懸命励みました。
「放送原稿・プログラム」プロジェクト
当日のアナウンス原稿や、保護者向けのプログラム作成を担当しました。体育の先生方に根気強く取材を重ね、競技の方法や見どころをリサーチ。「読む人に競技の魅力が伝わるレイアウト」を試行錯誤した結果、非常に立派なプログラムが完成しました。
「参加賞」プロジェクト
全校児童の思い出に残る参加賞を検討し、桐蔭学園公式キャラクター「キリリン」のイラストが入った運動会仕様の「ハンドタオル」を制作することに決定。デザインを吟味したほか、配る際には「参加賞」チームの想いが一人ひとりに伝わるよう、手紙を添えて渡しました。

こうした事前のプロジェクトとは別に、当日の運営を支える「審判」「用具」「アナウンサー」「得点」「案内」「入場」「1年生サポート」「応援」の8つの係も組織されました。これらには6年生全員が所属し、事前に綿密な打ち合わせを行って仕事内容を把握した上で、予行練習と本番に臨みました。
迎えた本番。各プロジェクトや係を牽引した6年生を中心に、全校児童が“一心同体”となって競技や応援に全力で取り組み、熱い真剣勝負を繰り広げました。
特に最終種目の「騎馬戦」では、プレイヤーである5・6年生だけでなく、全校児童、そして観客席の保護者の皆様も一体となり、会場全体がまさに“一心同体”となる感動的な雰囲気に包まれました。結果は白組の優勝となりましたが、最後はお互いの健闘を称え合う姿が見られました。
※「20番写真」の脚注
「騎馬戦のときに子どもたちが作った応援旗です。運動会テーマである“一心同体”の“同”を“動”に変えて、チームで心を一つにして“動く”ことを大切に競技に取り組みました。」
この運動会を中心となって引っ張ってくれた6年生は、今後に向けて大きな成長につながる経験ができたはずです。この経験を次の活動へとつなげ、さらに飛躍してくれることを期待しています。6年生の「エージェンシー(主体性)」が最大限に発揮された、素晴らしい運動会となりました。





















