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5 2024年10月8日 【思考力、創造力】 桐蔭学園小学校国語科の「探究」の取り組み
 
 

【思考力・チャレンジ力・思いやり】5年生 遠足

6月22日、5年生は袖ケ浦海岸の市五郎丸さんにお世話になり、地引網体験を行いました。事前に総合学習で「地引網とは?」というところから調べ学習を始め、水産業について事前学習を行ってきました。水産業についての調べ学習を進めると、様々な漁の方法があることがわかり、自分たちも地引網を体験することができることへのワクワク感を膨らませていました。一方で、水産業を取り巻く現状についても調べていきました。「諸外国の水揚量は上昇傾向にあるのに、日本の水揚量は1990年ごろから下降気味なのはなぜだろう?」ということをテーマに、探究学習を行いました。すると、様々な要因があることに気づくことができました。

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この学習を経たことで、漁業を取り巻く環境の実態や、「漁師」という仕事について疑問も抱くようになりました。そこで遠足当日には、市五郎丸さんにお願いしてインタビューの時間も取ってもらえることになりました。

このように、総合や国語の時間を使って遠足に向けての準備を着々と整えていきました。

そして迎えた当日。梅雨空が続き、毎日天気予報とにらめっこしていた子どもたちの願いが届いたのか、雨予報が曇りに変わり、地引網の体験が無事できることになりました。お天気は良いものの、海の中の潮の流れは速いということで舟を出せるのか心配されました。しかし、市五郎丸の方々が急遽短い網に変更して舟を出してくださいました。激しく波に揺られながら海に繰り出していった舟を見守ること10分。いよいよみんなで網を引く時が来ました。漁師の方々の声に従って、赤チームと白チームに分かれて網を引き始めます。

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「わっしょい!わっしょい!」

元気な声が響き渡り、子どもたちはとっても楽しそうに網を引いていきます。しばらくすると海の中から網の端っこが見え始め、すぐにパンパンに膨らんだ網が海から引き揚げられました。網を開くと……たくさんの魚が元気よく飛び跳ねて出てきました。子どもたちの頑張りもあり、この日は大漁で、コノシロ(コハダの成長魚)だけでも約400匹獲ることができました。網から出てきた魚たちを手掴みで持った子どもたちは、自分たちが獲ったことを実感し、充実感でいっぱいの表情でした。生きた魚の命を「いただいているんだ」ということを体感することができました。

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その後インタビュータイムを設け、準備してきた質問を市五郎丸の方に答えていただきました。どの質問にも丁寧にお答えいただき、子どもたちの驚きや納得のリアクションが絶えない時間となりました。

 

子どもたちの感想を紹介します。

 

初めての地引き網でしたが、思っていたよりも楽しかったです。網は、最初は軽かったけれど、引っ張っていくうちにだんだんと重くなってきました。また、網が海水で濡れていて軍手がビチョビチョになりました。最後は魚がたくさん捕れて、みんなで協力することができて楽しかったです。〔K・S〕

 

地引き網の日はとても良い天気になりました。海が荒れているにもかかわらず漁師さんたちが無理をして舟を出してくれたことと魚をいっぱい捕ることができたことが嬉しかったです。地引き網では、もっといろいろな種類の魚を取ることができると思っていたので、コノシロしか捕れなかったことが少し寂しかったです。〔I・T〕

 

最初の方は楽でしたがだんだんと網が重くなってきて魚が大量に入っていることが実感できて嬉しかったです。綱引きみたいに網をひくことができたのも楽しかったです。捕れた魚はほとんどコノシロでしたが、漁師さんの代表の大谷さんの話では、ブリやカンパチも捕ることができたり、レアものだとエイやハンマーヘッドシャークも網にかかったりすると聞いたので、捕りたかったなと思いました。〔K・Y〕

 

6月22日は待ちに待った遠足でした。初めての地引き網体験でとても楽しかったです。やっている時はまるで海の中の海藻を引いているようで海に入っているような気分になることができました。潮の流れが速く、波も高かったのですが漁師さんは舟を出してくれました。自分たちのために舟をだしてくれた漁師さんたちにとても感謝しています。地引き網が終わった後は市五郎丸の皆さんにインタビューをしました。たくさんの質問に答えてくれて、たくさんのことを学ぶことができました。漁師さんたちは私たちがお弁当を食べている間もずっと作業をしていて、私たちが見てないところでたくさんのことをしてくれていたことに気がつきました。それは地引き網のことだけでなく、学校で働いている人も同様だなと思い、感謝の気持ちがとてもわきました。今回の遠足はたくさんの人に感謝の気持ちを伝えたくなった遠足でした。〔Y・T〕

 

地引網での漁では、まず綱引きのように引くのではなく、ゆっくり丁寧に引いていくことにおどろきました。たしかに、素早くやってしまうと、魚が逃げてしまうな、と思いました。船はだいたい3、4人のれる大きさでした。この体験は、学びがたくさんあったので、この体験ができて良かったと思います。〔K・O〕

 

すごく網が重かったということは魚が大量に釣れたということです!波が高かったけど漁師さんたちが船を出してくれたのですごく感謝しています。〔K・E〕

 

 

【アクティブラーニング型授業・チャレンジ力】1分間スピーチ・トークタイム

講義型の授業では、得た知識を自分のために活用することが多いです。

たとえば、ノートをとることが少し苦手な子が「自分のノートは自分では読めるから、これで良い。」という場面。たしかに、知識がその子の中で完結するものであれば、後で振り返った時、自分が思い出すことができるのならば、それも理解できますね。

 

学習で得た知識を仲間へ伝える思いが育まれたとき、そこで得た知識は、自分だけではなく、他の誰かと共有したい知識へと進化します。

今聞いて、思いついた内容、不思議に思った内容を、誰かに伝えたい。

そんな気持ちが、成長の大きな一歩です。

新しい知識に触れるだけでも、充実するような場面で、さらに、この面白さ、新たな疑問を仲間に伝えたい!この気持ちがあふれる授業が成立しているとき、子どもたちの発言は仲間をも巻き込む要素を持ったものへとレベルアップします。

そして、その仲間の発言を受け、自分に無かった意見や、さらに新たな疑問といった「刺激」がクラス全体に広がります。

 

このようなアクティブラーニング型授業を成立させるためには、いくつかのトレーニングも必要です。

ただ話し合わせるのは時間がもったいないですね。

みんなに発表しているのに、仲間が聞いてくれない環境なら、形だけの発表となってしまいますね。

 

そこで、4年生では、朝のHRの時間に、「1分間スピーチ」と「トークタイム」という取り組みを常時活動として行っております。

それは上記の生きたアクティブラーニング型授業を目指す上で、基礎トレーニングとなる要素も含まれた活動の一つとなります。

 

◆一分間スピーチ

ロイロノートで提出したプレゼンテーション資料を使いながら1分間「自分が好きなこと・最近面白いと感じていること」についてスピーチを行っています。

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【ポイント】
・伝えたい内容を1分間という時間を意識し、まとめて、スピーチすること。
・どのような伝え方が、より多くの仲間に伝わるかをみんなで学ぶ空間を作ること。
・スピーチ後、一人一人、発表者に対してお手紙を書くこと。
・スピーチを聞く姿勢はどのようなものが良いかを考えること。
◆トークタイム
AとBの2人組のペアを作り、その相手に対して1分間話続ける活動をトークタイムと呼んでいます。これはグループワークなどをする際に、いつもとは違う仲間とも話し合いができるための基礎トレーニングにもなります。
お題は例えば「土日にあった楽しかったこと」とします。まずはトークのための資料を作成します。そしてAの子が1分間話をします。続いて、Bの子が1分間話をします。
実際にやってみると、一分間話し続けるということは意外と難しいです。

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【ポイント】

・1分間話し続けること。

・時間内に資料を作ること。

・聞くときの姿勢を意識すること。

 

この2つの取り組みを続けていくと、何気ない日常の現象からも、「あっ… これトークタイムで伝えようかな」とか「この経験、みんなに伝えたい!」という気持ちが生まれます。

日常は楽しませてもらうものではなく、自分で楽しいものを見つけることができれば、世界が素敵に映りますね。

そのような「眼」を獲得してほしいと願っております。

 

4年学年主任 塩原 一成

 

【思考力・創造力・チャレンジ・思いやり・エージェンシー】スポーツフェスタの日

梅雨入りした影響で、朝方は小雨が降っていました。規模を縮小して実施することも検討されましたが、子どもたちの想いが天候を変えたのか、曇り空になり、午後の高学年の時には晴れ間も見えるようになりました。

1・2年

リレー、障害物、サッカー、フリスビー中当て、なわとび&フラフープ、バスケゴール入れ、山アスレチックの7種目から選択。色々な種目にチャレンジしたり、1つの種目に没頭したり思いはそれぞれ。「他学年と友だちになって名前を覚えよう」というテーマにも積極的に取り組み、声を掛け合いながら行っていました。

時間の許す限りやりたい種目を思う存分楽しみ、笑顔があふれる時間となりました。

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3・4年

4年生が3年生と楽しめる種目というテーマで企画しました。

「どろけい」

総勢205人による壮大な鬼ごっこ。グラウンド全部使ってのどろけいとなりました。捕まってしまっても友だちが助けてくれたり、警察も必死に捕まえに行きました。

「ドッジボール」

3・4年合同チームで1組対2組対3組。いつもより大きめのコートでクラスを半分に分けてのドッジボール。4年生の力強いボールを捕ったりよけたり。3年生も4年生と協力して大活躍でした。

「リレー」

同じく3・4年合同縦割りチーム。各クラス4チームに分けて、12チームでレースが行われました。授業で習ったバトンパスも上手にできていました。

3種目をみんなで行い、4年生が司会や説明をしながら楽しい時間となりました。

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5・6年

ドッジボールと選択種目の2種目。

学年別クラス対抗のドッジボールは、クラス間の団結が高く、さすが5,6年生だけあって、迫力があり、見ている方もやっている方も応援・競技に熱いものが伝わってきました。選択種目は、サッカー場でリレー、障害物走、体育館でソーラン、グラウンドでハンドボール、ドッジボール、スポーツ鬼ごっこの6種目から選択。6年生が中心となって、種目決定、競技運営までも自分たちで行いました。それぞれの場所に分かれている分6年生が大活躍。5年生とともに楽しい時間を過ごすことができました。

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【思考力・思いやり・エージェンシー】5年生 田植え

5年生の総合学習では、「お米ができるまで」について調べ学習を行ってきました。お米ができるまでにはどんな工程があるのだろう?という問いかけから調べを進めると、「『米』という漢字の中に隠れている八十八は、お米ができるまでにやることの数なんだって!」という声があがりました。お米は長い道のりを経て私たちの口に入っていることに気づいた子どもたちは、主な作業工程について担当を決めてグループに分かれてさらに詳しく調べていくことにしました。すると、田植えの前に苗を踏んで強い苗が育つようにしていることや、どの工程においても昔と今とではやり方が変わって機械化が進んでいること、昔は代掻きを牛や人の足で行っていたこと、米作りは雑草と虫との戦いであること、精米することで消化がよくなること……など、たくさんの知識を得ることができました。自分の担当した作業について新聞にまとめ、学びを共有しました。

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そして6月7日、学園内の実習田で「田植え」を体験しました。前の週は雨で延期になっていたため、「この日はなんとしても晴れてほしい!」と、子どもたちはてるてる坊主を作って空にお願いしてきました。その甲斐あって、無事に田植えを行うことができました。保護者の方にもお手伝いをしていただきながら、子どもたちは張り切って苗を植えていきました。

事前に植栽部の方から、代掻きや苗づくりの写真もいただき、自分たちが行う田植えも多くの工程の一部であることを改めて確認して田んぼに向かいました。泥の中に足を踏み入れると、思っていたよりも深い!泥の中ってあったかい!!と大はしゃぎしながらも、苗を大事に持ち、植栽部の方の指導に真剣なまなざしを向け、一つ一つ丁寧に植えていく子どもたちの姿がありました。自分の足跡にできた穴をしっかりと埋めてから次の苗を植え、少しでも倒れてしまうとそっと支えてまたしっかりと植え直していました。田んぼや苗を大事にする姿がとても印象的でした。

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これまで百科事典や本、インターネットで調べてきた情報と実体験がリンクすることで、子どもたちにとってさらなる大きな学びとなりました。

子どもたちの感想を紹介します。

土ははじめ入った時はグチョグチョして気持ち悪かったけれどだんだん慣れてきました。日向のところはあったかいけれど、日陰は冷たかったので、田んぼは日光によってかなり温度が変わるんだなと思いました。苗の根っこと根っこが絡み合っていたので、うまくちぎらずに分けるのが大変でした。苗を植える時は、でこぼこした泥の中にずぶずぶ入る感触が気持ちよく感じました。稲になっておいしいお餅を作るのが楽しみなので苗の成長が楽しみです。また田植えをやりたいです。(Т.N)

 田植えに入った時の土の感触がグニュグニュしていて、ひき肉をこねる時みたいだった。泥みたいで足にまとわりついてくる感じで足が沈む感触もあった。稲を植えている時には安西さんがアドバイスをくれたので、上手に苗を植えることができた。苗の手触りはニラみたいにツルツルしていて、根っこは頑丈だった。田んぼの水温は割とあたたかかった。田んぼの中を移動する時は、重いものを足で持ち上げているような感じだった。苗が成長してもち米になったらお餅つきをして食べたい。(М.K)

今回田植えを経験して実感したことは、農家さんの苦労です。24時間365日1日も休まず田植えの整理などを、欠かせずやっているのを聞いて、びっくりしました!!(T.R)

水田の泥は普通の泥よりいい感じがした。苗を植えてみた。根っこを入れるのが難しくて、心と腰が折れそうかも…と思った。踏んだところはちゃんと直しておかないといけなかった。踏んだところに植えると埋まらないから。田植えは楽しかった!次この場所に来るのは稲刈りの時だっ!(O.K)

苗の葉っぱをよく見てみると、線がスーッとなっていて、平行線だった。苗を匂ってみると、いいにおいじゃないけれど、山のにおいがした。

毎年豊作になるかわからない中、お米を作ってくれている農家さんに感謝の気持ちが深まりました。これからも農家の人への感謝の気持ちを忘れないようにしたいです!!(T.R)

田んぼは思ったよりぬるかった。泥がぬるぬるしていて不思議だった。縦と横に綺麗に植えることが難しかったけど、赤い印のあるロープが目印になって便利だった。稲作は天候に左右されるので、大変だと思った。安西さんが苗の管理、田起こし、代かきなどたくさんのことをやってくれたので、田植えが無事にできて良かった。(O.T)

稲や田んぼの良い状態に一週間の間ずっと保管してもらったり、先生や大人の人が色々手伝ってくれたり、田植えのサポートを沢山してもらえたおかげで田植えを出来ました。安西さんから稲の植え方や持ち方を教えてもらって、大変だったけど楽しかったです。ドロは、慣れない時足が沈んで転びそうになって焦りました。(O.M)

3組がやろうとすると小降りの雨が降って(3組だけやれない説?)と思ったけど普通にできた!安斉さんが、稲を植えるときに分かりやすい説明をしてくれ、稲を植える量も教えてくれた。土がなんだかネチョネチョしててちょっと気持ち悪かったけど、段々慣れてくると、そんな事関係なくなった。難しかったけど、稲を植える体験が出来て楽しかった!稲が足りなかったので、おかわりした!おかあさんたちも皆楽しそうだった。(S.M)

 このような経験も伴う学びによって、子どもたちは、今までよりも、「お米を育てる大変さや楽しみな気持ち」に思いを馳せられるようになると思います。

 また稲の成長を見に田んぼに行けるのが楽しみです。

 

【チャレンジ】【思いやり】【エージェンシー】2年生 遠足(王禅寺ふるさと公園)

2年生 遠足(王禅寺ふるさと公園)

2年2組担任 三柴 里江子

 5月25日(水)に、ようやく遠足に行くことができました。

はじめに計画していた5月13日(金)は、残念ながら、雨のために延期になり、25日をずっと楽しみに待っていました。25日は皆、リュックをうれしそうに持ってきて、目一杯楽しんで帰ってきました。

今回の遠足の目的は、自分たちで計画して班活動を楽しむ、ということです。

決められた時間に決められたことをするのではなく、自分たちで時間の配分を考え、何をして遊ぶか考えました。

2年2組では、クラスの席順で決まる生活班で、4人グループを作りました。

話し合いの際には、遊ぶことができる場所と時間を提示し、グループで、何をして遊ぶか、どれくらいの時間を使うか、話し合いました。グループメンバーの特性が出た話し合いでした。リーダーを決めるというのは特に決まっていませんでしたが、役割分担をして、リーダーを決めている班もあり、分単位で細かく計画を立てている班もあり、じっくり地図を見て、どのように遊ぶのが効率的か考える班もありました。

また、昼食後、学年全体で遊具のある広場で遊べる時間が30分あったので、その時間に何をするか、ということも話し合いました。公園の広場なので、サッカーなどの球技は無理と考え、フラフープや長縄、ゴム跳びなどをする計画を立てました。

各班で話し合った結果をロイロノートに提出し、皆で計画を共有しました。

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当日は、出発までに時間があったので、どんな1日にしたいか、話し合いました。出てきた意見は「楽しい1日にしたい。」

楽しい1日にするには、どうしたらいいかな、という投げかけに、

・喧嘩をしない

・ゆずりあい

・誰とでも仲良くする

という意見が出ました。では、どうしたらいいかな、という問いかけには、

・友達をはたいたりしない

・文句を言わない

・自分勝手なことをしない

という意見があがりました。

仲良く過ごすためにはお互いに譲り合うことが必要な面が出てくるけれど、自分の意見が言えないままだと自分がつまらなくなってしまうし、自分の意見だけを通そうとすると、自分は楽しくても、周りの友達は楽しくなくなってしまう。だから意見を出し合って、話し合いで決められるといいね、ということを確認して出かけました。

公園では、初めに外周を1周して、改めて、公園内の施設を確認しました。その後、各班に分かれて活動開始。順調に計画通りに楽しく遊べている班がある一方で、グループからはぐれてしまう子や、やりたいことの折り合いがつかず班員が分かれてしまう班、喧嘩が始まってしまった班も出てきました。

しかし、人が集まれば、意見の違いが出てきてしまうのは当然のこと。そこでどうすればよいか考え解決できるようにする、というのが今回の目的の一つでもありました。なぜ、意見がぶつかってしまったのか、解決するためにはどうすればよいのか、トラブルがあった班は自分たちで話し合いをしました。子どもたちは、自分が嫌だと思ったこと、逆に相手への配慮が足りなかったこと、今後はどうすればいいのか、といったことについて、自分の考えを出して話し合い、和解して、その後は仲良く遊ぶことができました。

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「楽しかったことも喧嘩をしてしまったことも全部大切な経験、喧嘩をしてしまった班もあったけれど、自分たちで解決することができた。今日の経験は次につながるよ。」という話が低学年総括主任よりありました。喧嘩をしてしまった子どもたちも、どこか誇らしげに挙手し、自分が頑張ったことを心の中で認められたようでした。

頑張って計画を立てたけれど、計画通りに物事を進めるのは割と難しいということ、でも、計画を立てておくことで見通しを持って活動ができること、計画とずれてしまったとしても、グループで遊んでみたら楽しかったこと、意見が合わなくて喧嘩をしてしまったとしても、話し合いで解決できることなど、今回の遠足で、子どもたちは、自分たちで計画を立て実行することと共に、人との交わり方を学ぶことができたように思います。

今回の経験を活かして、秋の遠足もまた、グループでよりよい活動ができるように支援を重ねてまいります。

 

【思考力】【チャレンジ力】3年社会科「学校のまわりを探検しよう。」

単元「私たちのまち」の中の「学校のまわり」では、実際に歩いて感じ、目で確認する活動を行いました。「探検の準備をする」→「探検に行こう」→「探検の振り返りをしよう」の流れで行いました。

〇探検の準備をする:「探検の課題を立てる」

配られた自分専用の白地図を見て、学校の位置を確認し、探検のイメージをしました。(お楽しみ感をもたせるためルートは明かさずに。)班に分かれて探検の課題(単元の学習面でどんなことに注目して歩きたいか)について話し合い、探検をするときの約束(気を付けること)も確認し合いました。また、楽しむための工夫も話し合い、充実した探検になるようにしました。この工夫の話し合いを行うことで、意欲が引き立たされ、主体的になれたと思います。

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〇探検に行こう:「歩いたところに印と地図記号を書く」

お天気も良くまだ夏前であるため、探検には適した時期でした。本日の課題は、探検バッグに挟んだ近隣の白地図に①通った道に線を引いていく、②見つけたものを地図記号で書いてみる。(記号がわからない場合は、後で調べられるように記す。)

出発後、上り坂と下り坂を繰り返しました。「学校ってどんなところにあるのかなあ?」という質問も投げかけました。角を曲がった時に「地図を見てー。」と声かけをすると、「えー今どこ?」「ここだよ!」などの声が聞こえてきたり、「えー、わからない。」という声もありました。地図記号も、書けている人もそうでない人もいました。

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入学して以来現在までコロナ禍を生きる3年生にとって、今回の探検はワクワクする行事の1つだと思うので、大人数での街歩きには心配もありました。しかし、探検の約束を意識し、危険な行為は殆どなく、楽しい探検となりました。また、今回は保護者の方にサポートもいただき、安全に終えられたことに感謝いたします。

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〇探検の振り返り:「探検から気付いたことは何か」

探検中に描き込んだ白地図を完成させました。みんなで①方位記号を描き、②通った道に線を引き、③地図記号とその位置を確認しました。その後、④探検をして気付いたこと、を発表してもらいました。発表では、この地域の特徴を捉えた発言が見られ、次の「市の様子」へも繋がるまとめができました。本単元において実際にまち探検をしたことは、大変有意義であったと感じることができました。

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造形あそびの日

5月18日に「造形遊びの日」がありました。この行事は、今年で11回目を数える図工科の行事になります。「造形遊び」とは学習指導要領の中にも記載がある図画工作科の領域のひとつです。素材ととことん向き合い、文字通り「遊び」ながら造形表現活動を通して、児童の表現力を豊かにしていくことが目的です。本校では「五感を育む」をテーマにこれまでの活動を行ってきました。

【1年生】『つちとなかよし』『ならべてならべて』

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『つちとなかよし』では、実習田を使って土遊びをしました。始めは「ギャー!」という声が聞こえてきましたが「気持ちいい!」という声も次第に聞こえてきました。最後は、座ったり、寝転んだり、体全体で土を感じていました。

『ならべてならべて』では、10100個の紙コップをならべて遊びました。山のように高く積み上げた子、たくさん重ねてみるとクネクネ動くことに気付いた子、自分の周りに高く積み上げて出てこられなくなってしまった子、様々な「やってみたい」が生まれました。

【2年生】『だんボールに はいってみると?!』

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平らな段ボールを箱にするところから子どもたちの活動がスタートしました。段ボールカッターで思い思いに切り込みを入れたり、カラークラフトテープで飾りつけをしたりしているうちに、どのクラスでも友達と自分の作品をつなげて巨大化するグループが出てきます。その一方で、あくまでも自分のつくりたいものを追及する子たちもいます。そして、教室は見る見るうちに家や乗り物、お店屋さん、プラネタリウムといったものたちで埋め尽くされていきました。子どもたちの「見て!見て!」という笑顔が眩しい時間となりました。

【3年生】『ひもひもワールド』

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「教室をひもとテープで変身させよう」を合言葉に、子どもたちはグループごとに自分たちの教室の各所にひもを張っていきます。仲間たちと目指すべき光景を思い浮かべながら、一本一本ひもやテープを手で結んでいく様子は、まるで職人さんのよう。普段は日用品として使用されているひもやテープが、環境を美しく変化させるアート的な材料になることも子どもたちにとっては新鮮な経験であったと思います。足元にも張り巡らされたテープは足をとられて危ないように見えましたが、子どもたちは不思議とひっかかりません。さすがです。

【4年生】『いつもの場所を包んでみよう』

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新聞紙でいつも自分たちが使用している教室を包む活動を行いました。

世界各所の観光スポットを布で包んでしまうことで有名なアーティストのクリストは、「アートはJOYとBEAUTYだ」という名言を残しています。包むことで、日常の世界を非日常へと変える活動を通し、子どもたちにも大人数で取り組む造形の楽しさや迫力に触れてもらえたらと考えています。

子どもたちは思い思いに机や椅子などを組み、教室内に起伏をつくりながら包んでいきました。新聞紙という単一素材ですが、無限の想像力により洞窟、滑り台、お化け屋敷など多様な空間が広がっていきました。

【5年生】『光と場所のハーモニー』

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光と材料を合わせて、ハーモニーホールを変身させる活動を行いました。子どもたちの前には様々な材料や光源が並んでいます。まずは思い思いに材料を手に、光の前に置いていました。予想外の光の表現に驚く声も聞こえてきます。次第に、ペンを使って着色し始めるグループも出てきました。様々な材料の特徴を生かしながら試行錯誤している様子が見られました。様々な色の光をならべて児童が思う「いい感じ」を見つけることができたグループや、キャンプファイヤーをつくり、なんだかホッとするような空間をつくりだしたグループなどがありました。最後はみんなで鑑賞タイム。いつもとは違うハーモニーホールを堪能しました。

【6年生】『世界をかえてみようーインスタレーションに挑戦ー』

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絵画や彫刻のように、アートのジャンルの1つに「インスタレーション」というものがあります。比較的歴史の浅いジャンルにはなりますが、現代美術の表現手法としては地位を確立しており、「作品単体ではなく、空間を含んだ造形表現」を行うことが特徴です。

今回は、グループごとに慣れ親しんだ校舎から1箇所を選び、自由にイメージをひろげていきました。教室を宇宙にしたり、廊下が水族館になったり、階段が巨大な滑り台になったり、日頃の授業ではできないさまざまな表現が生まれました。

空間を演出することは、今後中高生活や大人になってもさまざまな場面で必要な素養になります。そういった時に今回感じたことが少しでも生きれば良いと考え題材を設定しました。

ICTが発達した現代社会を生きる子どもたちだからこそ、泥んこ遊びをしたときの土の暖かさ、新聞紙をちぎったときの感覚、友達と夢中になってつくった形の面白さなど、手触りのある、暖かい感覚を大切にしていってほしいと願って題材設定をおこなっています。普段の図工室の授業ではなかなか実施しづらい規模の大きな活動を通し、そういった造形感覚はもちろんのこと、人と協力しながら表現する喜びなども味わってもらえればと考えています。

 

1年生「学校探検」

4月27日(水)に、1・6年生の学校探検が行われました。

入学当初、朝のお迎えに来てくれたり、休み時間に一緒に遊んでくれたりしている6年生と一緒に学校探検に行けることをとても楽しみにしていた1年生。「どんなところに行くんだろう。」「早く学校探検の時間にならないかな。」とワクワクがとまりません。

1時間目の授業が終わると、6年生のお兄さんお姉さんが1年生教室に来てくれました。

今回の学校探検は、校舎内の10か所を回るスタンプラリーを6年生が企画してくれました。ラーニングスペースや図工室など、授業や休み時間に訪れたことがある場所だけでなく、理科室やPC室など、これまでに入ったことのない教室にも入ることができました。

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こちらは理科室での様子です。

理科室では、スライムづくりです。白衣を着た6年生のお姉さんが作り方の説明をしてくれました。一緒に回ってくれている6年生のサポートもあり、無事に完成させることができました。

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図工室では、工作をしました。使える材料や道具がくじ引きで決まる面白いやり方で活動に取り組みました。難しい作業は6年生が手伝ってくれたり、一緒になって作ってくれたりする様子も見られました。

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他にも音楽室や体育館ロビー、執務室などの教室を巡りました。6年生と一緒に夢中で歩き回っていたので、あっという間に時間が過ぎてしまいました。6年生のみなさんが各教室でたくさんの企画を用意してくれたため、学校探検の時間内にすべての場所を回り切ることができなかったグループもありましたが、教室に戻ってきた1年生はみんな満足した表情をしていました。

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学校探検のあとは、6年生とお弁当タイムです。校舎の屋上で6年生と一緒にお弁当を食べました。学校探検ですっかり仲良くなった1年生と6年生、楽しいお昼の時間を過ごしました。お昼を食べ終わったあとはそのまま屋上で昼休みを過ごし、一緒に遊びました。1年生にとっては夢のような時間でした。

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5時間目には、学校探検中に行った場所で、「おもしろい!」と思った場所を紹介してもらいました。見つけたものの絵を描き、「どこで」「何を」「見つけてどう思ったか」などを入れて、文章を書きました。自分の興味があるものを見つけたことを書いていたり、これまで見たことのないような大きさのものを見つけたことを書いたりと、子どもたちは思い思いにまとめていました。

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「どうして楽しい時間はあっという間にすぎていくんだろう?」

帰りに1年生からつぶやきが聞こえました。子どもたちが感じたことはたくさんあったようです。「うれしい!」「たのしい!」「おもしろい!」を、6年生とともに体験でき、子どもたちにとって、とても素敵な1日になったようです。

学校探検が終わったあとも休み時間に6年生が1年生教室に遊びに来てくれており、楽しい交流が続いています。

 

6年生「学校探検」

6年担当 瀬山 郷平、玉井 悠也、渡部 彩子

4月27日(水)に6年生が1年生に校舎内を案内して回る学校探検が行われました。「1年生が楽しく終われる学校探検」を目標に、どのように案内をしたり、案内をした場所でどんなことをしたりするのか、自主的に話し合いを重ねました。

また、この学校探検を行う前には、1週間ほど、登校してきた1年生をお出迎えして朝の準備のお手伝いをしました。1年生が安心して学校生活が送れるようサポートに努め、1年生との信頼関係を大切にしていました。

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お迎えとお手伝いの様子です。触れ合っていると1年生も6年生も自然と優しい笑顔がこぼれていました。

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準備では特別な時間は作らず、掃除を分担して時間を作り出したり、空いた時間を利用したりして、子どもたちが自ら進めていきました。

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当日は1年生と一緒に回るチームと各教室でおもてなしをするチームに分かれ、図工室やPC室、音楽室などをめぐるスタンプラリーを行いました。1年生が迷子にならないように、楽しめるように、6年生ひとりひとりが1年生の気持ちに寄り添いながら声をかけている様子が数多く見受けられました。

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子どもたちの振り返りでは、「準備は大変だったけれど、やってよかった」「一年生が楽しいと言ってくれて手ごたえが感じられた」というような内容が多く見受けられました。また、「1年生にアンケートを取ってもよかった」「もっと一年生との交流企画をつくりたい」「もっと楽しそうな雰囲気にできた方がよかった」など、次はどうした方が良いのかを振り返ることができているのは、自分たちの手で企画・実施できた手ごたえを感じることができたからだと思います。

学校探検後も、6年生のフロアに1年生が来たり、6年生が1年生のところに行ったりと、交流を続けている様子が見られています。

以上

 

 

【思考力】反転授業 ~対面授業とオンライン授業のハイブリット~

実践者:4年科学担当 塩原 一成

 桐蔭学園小学校がアクティブラーニング型授業を取り入れて7年近く経ちます。子どもたちは、得た知識を言葉に変えて、「友だちに伝え」、「相手の意見」も取り入れる様子は、もはや日常です。そんな中、新型コロナウイルス感染症が広がったの影響で2020年より教育方法もガラッと変化することとなりました。ICTの観点から見れば、「YouTubeで配信した1600本授業動画。」「1年生から6年生まで一人一台のiPadの配備。」「ロイロノートスクールを活用したアクティブ双方向授業の導入。」「各家庭とZoomでつないで実施されたオンライン授業。」と、少し前では想像しなかった変化が起こった2年間だったと思います。

 科学を担当している身としては、この学びの場の変化は大変刺激的で、今こそ新しいやり方を取り入れ、子どもたちが今まで以上に科学に触れ、自分で科学の世界を広げるチャンスをつかんでほしいと思っています。
 9月よりオンライン授業が明け、学校に来て、対面授業をすることができるようになりました。科学は実験をして、科学現象を直接目にして、自分の感じた思いや、自分の想像との違いをまとめ、次の不思議へとつなげていく教科です。
学校では、できるだけ実験をたくさんして、仲間たちとたくさん議論して、科学の世界を深めたいと思います。しかし、基礎知識が不十分な状態での実験や話し合いは、あまり効果がありません。そこで、「活動」と「知識」の二つを満たすために、コロナ禍の2年間で得た「新たな力」を使い、反転授業を展開しています。

①学校では、できるだけたくさんの科学活動を取り入れる。
もちろん基礎実験もしますが、「子どもたちが疑問に思った点を深堀する活動」、「新しい実験の導入」なども行っています。

②科学動画を作成し、自宅学習で基礎知識の向上を目指す。
基礎知識は、撮影した科学動画をロイロノートで配信し、児童たちは自宅で閲覧し、所定の課題に取り組み、提出する。 動画にすることで、何度も見ることができ、一度止めてノートに書いたり、飛ばしたりすることもできます。

【ものの温まり方の実践例】
①学校では、できるだけたくさんの科学活動を取り入れる。

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 ベーシックな実験ももちろん行いますが、この日は、アルコールランプがどうやってアルコールを吸い上げているのかを実験しました。ポンプなどの動力を使わずどうやって液体が上昇するのかは、興味深い点です。液体の色を変えたら吸い上げる速度が変わるか?アルコールにつける紙を変化させたら吸い上げる速度が変わるか?アルコールを吸わせるものが太いのと細いのではどちらが吸い上げるのが速いか?など、子どもたちはあれこれ実験し、それをiPadでまとめ発表しました。事前学習を行い、実験時間に余裕が生まれたことで取り組めた活動です。

②科学動画を作成し、自宅学習で基礎知識の向上を目指す。
授業で取り組んだ分野の問題プリントをロイロノートで配信します。科学用語確認問題、漢字問題、記述問題など出題しました。下のように子どもたちからどんどんロイロノートで提出されてきました。

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配信した問題プリントの解説動画などをロイロノートで配信します。問題の解答はもちろん、どのような表現が良いか、次の実験の注意点なども入れ込みます。これを見れば、問題が理解でき、次回の実験のポイントなども意識することができます。動画は10分程度で作成しました。

家に帰ってからの時間や、土日などの休日に、問題に取り組んだり、その解説を見たりすることで、限られた学校での時間をより効率的に活用することができるようになりました。
子どもたちも、この「反転授業の良さ」と、「この取り組みで気を付けること」が理解できたので、とても助かっています。学校でみんながいないとできない活動をたくさんすることができることが、大変いいところです。より効果を上げるためには、動画や課題に取り組まないと成立しないという点を十分に配慮し、気を付けなければなりません。
4年生の子たちは、よく理解し、前向きに取り組んでくれていてありがたいです。