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5 2024年12月6日 【チャレンジ力・思いやり・エージェンシー】野外活動 ㏌ こどもの国
 
 

【エージェンシー、チャレンジ力、メタ認知力、思いやり】小学校運動会

秋晴れの運動会日和の中で、全校児童が集い、保護者も交えた運動会が3年ぶりに行われました。コロナ過なので午前中のみの開催となりました。

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6年生は8月末から、競技運営の審判・用具準備・アナウンス・下級生が楽しめるために何ができるかの話し合いを進め、5年生がサポートしていく運動会となりました。

ここ数年、全校児童が集まる機会がなく、開会式であいさつをする6年生の代表者たちにも緊張がみられました。

 

2年前より縦割りでの1組対2組対3組の対抗戦となり今年度は得点をつけておこない、他学年が競技している姿を真剣に見守る姿も見られました。

応援席ではマスク着用でしたが、みんなで声をそろえての応援は控えながら運動会を楽しみました。旗を作っての応援、全員がうちわをもってそれぞれの想いを書いての応援には熱がこもっていました。

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競技は、走競技と学年競技の2種目です。

まず、学年競技の様子です。

 

1年生 「ころころころりん」

大玉ころがしです。かわいらしさいっぱいにボールを二人で転がしました。

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「おたからゲット!」

新種目。3チームで中央にあるお宝(小さいボール)と自陣にあるボールを守り、相手陣地からボールを奪う。チームで考えて戦いました。

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2年生 「竹取合戦」

棒引きです。相手陣地から棒を奪ったり、相手から棒をまもったり作戦を立てて臨みました。

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3年生 「大玉おくり、おくり」

1年生よりさらに一回り大きなボールを落とさないでつなぎました。

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4年生 「小綱引き」

6人組で引っ張り合いました。

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5年生 「押せ!引け!回せ!大決闘・棒相撲」

新種目。3人対3人の勝負。円から相手を押し出しました。

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6年生 「騎馬戦」

迫力あり作戦ありの伝統の騎馬戦が復活しました。

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走種目の様子です。

2年生 「電光石火~ランバトル~」70m徒競走です。

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3~6年生は「クラス対抗リレー」。6人もしくは8人組でバトンをつないで走ります。

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優勝は1組(赤チーム)でしたが、どのチームも日ごろの練習の成果を発揮しながら、多くの応援を受けて精一杯競技している姿はたくましく感じました。そしてなによりも6年生があらゆる場面で、活躍してくれました。今後が楽しみです。

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最後、6年生がすべて片付け終わった後のすがすがしい姿です。

 

運動会は競技するだけでなく、応援や運営することにも楽しみがあることを改めて感じることのできる行事となりました。6年生は保護者に見てもらうためのパンフレットも作成しています。

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クラスで作戦を共有し、勝利に向けて工夫し練習を積んできました。対戦相手のことも受け入れることができました。今後のスポーツ活動以外でも十分に通じるものだと感じることができました。

 

【チャレンジ力・思いやり・エージェンシー】 3年生 宿泊活動(野島青少年研修センター)

3年生は、9月21日の水曜日から横浜市金沢区の野島青少年センターにおいて一泊二日の宿泊活動を実施しました。当初は7月の予定でしたが、新型コロナの感染拡大のため延期となり、今回も台風の影響が危ぶまれましたが、両日とも天候に恵まれ無事決行することができました。

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今年度は、新型コロナの影響で中止を余儀なくされていた校外学習が3年ぶりに行えるようになりました。3年生にとっては小学校生活初の宿泊学習となり、更に小学校内で一番早い日程の宿泊ということもあって、子どもたちのみならず教員も準備段階から期待と不安の混ざった心境で、当日を迎えることとなりました。新型コロナの感染状況も直前には落ち着き、初日の朝は元気な子どもたちの笑顔と共に出発することができました。

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一日目は、まず金沢自然公園に立ち寄りました。公園へと続く山道のような上り坂を歩きながら「まだ着かないのー?」とバテ気味だった子どもも、いよいよ到着して巨大な滑り台を目の当たりにした瞬間、疲れも吹っ飛んでしまったかのように目を輝かせ、午前中は滑り台や遊具でたっぷり遊び、自然の中でお弁当を食べることができました。遊んでいる子どもたちを見ていると、本来子どもというものは遊びを通して育つということがよくわかります。また、自然の中では、学校では見られない子どもたちの逞しさや大らかさを目にすることができました。

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午後、野島青少年研修センターでの入所式を終え、班長会議での連絡事項が各部屋のメンバーに伝えられました。このようにルールに基づいて協力しながら部屋の生活を営むという取り組みは、宿泊活動ならではの体験です。センターでの最初の行事は、「ちりめんモンスターを探せ」という「ちりめんジャコ」に混ざっている色々な生き物(カニやエビ、タコやタツノオトシゴなど)を探すアクティビティです。子どもたちは、虫眼鏡とピンセットを手にし、用意されていた図鑑シートと睨めっこしながら必死に生き物を探していました。この活動を通して、普段は見逃しがちな生き物の細部の特徴を発見することができたようです。何よりもゲーム感覚で楽しみながら取り組めたのが良かったです。最後に、選り分けた生き物の中からお気に入りの生き物を特殊な溶液で固めてキーホルダーのお土産にしました。

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食堂で夕食を済ませた後は入浴です。班ごとに時間が決められた入浴なので、慌ただしい中ではありますが、ここでも子どもたちは時間を守ることの大切さを身に付けたのではないかと思います。その後、センター内のホールで「キャンドルファイヤー」を体験しました。暗闇に灯るロウソクの炎を見ながら神秘的な雰囲気をひと時味わってから、子どもたちが前もって用意していた「○×クイズ」を楽しみました。

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子どもたちは一日よく体や頭を動かしたので相当疲れているはずですが、就寝となるとなかなか落ち着かないのは宿泊のお決まりです。ましてや初めてのことなので、いつまでも友達とお話ししていたり、寝付けなくて水を飲みに廊下に出てみたり、そうかと思えば、すやすや眠っている子もいたりして各人各様でした。

 

二日目の朝は、起床時刻よりも早めに起き出す子がたくさんいましたが、無理もないことでしょう。寝ている友達を起こさないように配慮している姿も見られました。この施設は、ホテルと違い自分達のできることは自分達で行うというのがルールなので、朝食まで寝具を畳んだり掃除をしたりして過ごしました。掃除機を上手にかけられる子どももいて、そんな友達に影響を受けた子もいたことでしょう。

 

退所式を終えて、観光バスで金沢動物園へ向かいました。ちょうどお昼頃にわか雨が降り、お弁当はバス内で食べることになりましたが、程なく止んだので動物園では傘をささずに見学できました。園内は班で自由に行動し、子どもたちは地図を頼りに色々な動物を見て回っていました。教員はポイントに立って見守る形でしたが、子どもたちの元気な姿を見ることができました。地図の見方、時間の意識、友達と協力する姿勢が、自然と身についていったのではないかと思います。帰りのバスの中の子どもたちは、名残を惜しむように友達と楽しくおしゃべりしている子もいましたが、ほとんどはいつの間にかぐっすり眠り込んでいました。大過なく二日間を過ごせたことが何にも増してよかったと思います。

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この宿泊活動で、子どもたちは「自己管理」と「協働」への第一歩を学んだと思います。親元を離れた環境で、仲間と楽しく心地よい生活を送るためには、自分の体調や持ち物をしっかり管理し、ルールを守って仲間と協力すべきであるということに気付いたことでしょう。今回は、一歩とも言えない半歩くらいの歩みかもしれませんが、更に学年が上がるごとに様々な経験が積み重なり、ゆくゆくは個人の自律の精神が豊かな共同体を形成するという意識につながればと願っています。そういう意味でも、3年生が宿泊活動の基礎となる部分を経験できたことは、大変意義のあることだったと思っています。

 

 

【チャレンジ力・思いやり】野外活動 ㏌ 清川リバーランド

 9月16日(金)に「校外学習」がありました。これは、桐蔭学園小学校初の親子行事です。1年生児童101人と保護者の方101人、教員8人の計210人で神奈川県清川村にある「清川リバーランド」に行きました。

子どもたちは、保護者の方々と一緒に行けることもあり、いつも以上にワクワクした気持ちで朝から過ごしていました。保護者の方々と一緒にバスに乗り、現地に向かいました。

 到着後、ニジマス掴みに挑戦しました。当日はとても天気は良かったですが、9月中旬ということもあり、水に入ったときには「冷たい!」とびっくりした声をあげていました。ニジマスを見つけると夢中で追いかけ捕まえようとしていましたが、泳ぐのが速く、掴もうとしてもなかなかつかめません。それでも、一生懸命目で追って、友だちと協力し、保護者の方の手も借りながら、なんとか全ての魚を掴むことができました。捕まえたときには「すごい!」「うれしい!」といった歓声が上がり、また「どうしてこんなにぬるぬるするの?」「なんでこんなに泳ぐのが早いの?」「なんか顔の横がパカパカしているよ!」などの、「気づき」や「不思議」を声に出して表現していました。

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森の中にある川でも遊びました。川が浅くても流れが速いとバランスがとりにくいことに気づいたり、友だちと水をかけあったり、川に棲む生き物を探したりと、自然にたくさん触れることができました。体の半分くらいまで潜って体全体で水を感じている人もいました。

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昼食はみんなで一緒にバーベキューです。保護者の方にはそれぞれのテーブルで火起こし、調理のお手伝いをしていただきました。子どもたちもトングを使って焼いたり、うちわであおいで火力の調整をしたり、できるお手伝いをしながら、みんなで一緒に調理をしました。子どもたちは自分で掴んだニジマスも食べました。自分の顔よりも大きなニジマスを頬張る笑顔が最高でした。子どもたちで集まって、お互いに自分のおやつを紹介している姿も微笑ましかったです。

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 本校も自然に恵まれていますが、当日は学校では触れることのできない自然にも触れ、目いっぱい楽しむことができました。初めて本物の栗に出会い、秋の訪れを感じる姿も見受けられました。野外活動で見えたもの・聞いたこと・感じたことをシンキングツールでまとめ、新たな気づきを生み出していきたいです。

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【チャレンジ力・思考力・メタ認知力】計算のくふうを考えよう

2年生の算数の授業で計算の工夫について学習しました。

算数では、答えが一つに決まる問題が多くあります。ですが、そこに至るまでの解き方は様々で、ストレートにわかりやすく解く方法もあれば、大きな回り道をして解く方法もあります。

大切なことは、様々な解法がある中で、自分がそれぞれの解法を検討して、自分なりの解法を見つけていくことではないかと思います。

また、式は世界共通の言葉のため、例えば

5+4=9

という式から

・5個あるものに、4個加える

・5個のものと4個のものを合わせる

ということを読み取ることができます。

作った式を「どんな考えからそういった式を作ったのか」ということを発表しあったり、友だちの式を読み取ったりすることで、多様な考えに触れて、様々なやり方を検討し、自分なりの考えを見つけていく活動をしていきました。

 

今回はこのような問題から、みんなの考えを共有していきました。

1年生が7人で遊んでいます。

そこに1年生が12人来ました。

さらに、2年生が8人来ました。

子どもは何人になりましたか?

 

この問題に対して、子どもたちはこのような式を立てました。

 

立てた式は、ロイロノートの提出箱を使って共有をしました。

「7 + 12」を先に計算をする場合と、「12 + 8」を先に計算する場合で意見が分かれたため、双方の考え方のもととなる考えを共有し、「自分がどうしてその立式をしたのか」ということをお互いに発表しあいました。

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【子どもたちの考え】

・7 + 12は「1年生のまとまり」として、先にまとまりにした。

・12 + 8は「あとから来た子達のまとまり」としてまとまりにした

・12+8は10の塊が作れるから、計算しやすくなるからまとまりにした。

問題の様子を元にまとまりを作る人もいれば、数理的な処理の仕方に注目をしてまとまりをつくる人もいました。

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最後に、算数では、「まとまりを作る」ことを「カッコを使って表す」ということを学習して、授業を終えました。

様々な考えに触れていく中で、ただ単に答えを出すことを目的にするのではなく、その過程を楽しんで行ってもらえたらと思います。

 

2年生 担任 都筑 圭佑

 

 

【チャレンジ、思いやり、エージェンシー】6年生 鎌倉校外学習

6月29日の水曜日に、6年生は鎌倉へ校外学習に出かけました。ゴールデンウィーク前より準備を進め、この日を迎えました。

今回の校外学習は、子どもたち自身が行き先や見学ルート、交通手段等を考え、自分たちで決めた行程表に沿って古都鎌倉を見学してまわるというものでした。これは、秋に予定している修学旅行(京都)の練習でもあります。子どもたちだけでなく、私たち教員にとっても初めての経験でしたので、約2か月の期間をかけて準備を進めました。

まず、鎌倉の歴史的背景についての概略を学んだのち、共通の課題としての「鶴岡八幡宮の8つの謎を解く」に取り組みました。謎解きをする中で生じた新たな興味や関心を、さらに調べ学習へとつなげ、その上で各自が行きたい場所の希望を決めました。この行きたい場所は、同じ見学班の友だちに説明できる形にまとめました。その上で、同じ見学班の友だちと相談して、それぞれの班が行く場所を選びました。

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次に子どもたちが取り組んだのが、見学ルートの設定です。使用可能な交通機関の区間はある程度制限したものの、鎌倉駅前をスタートして昼食場所である鎌倉大仏を経由して鶴岡八幡宮にたどり着くルートを、子どもたち自身で考えていきました。考えたルートは、拝観料や交通費、飲み物代などの予算、それぞれの時間配分を書き入れた行程表にまとめていきました。

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( 行程表の例 )

 

見学のルートが概ね決まった頃からは、集合班の打ち合わせも加わりました。今回の校外学習は、同じ方面の子どもたちがグループとなり、公共の交通機関を利用して自分たちで現地に向かわねばなりません。現地集合時間に到着しているためには、何時の電車に乗り、どこで乗り換えなければならないのか、乗り遅れると次の電車は何時なのか等、様々な角度からシュミレーションした上で、それぞれの班が集合時間を決め、集合班カードを仕上げていきました。

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このような準備を重ね当日を迎えましたが、自由散策でしたので、安全面では少なからず心配もありました。そこで今回は、子どもたちが普段の学習でも使用しているロイロノートを使って、今いる場所等の連絡をしてもらうようにしました。定期的な連絡だけでなく、「インスタ映え選手権」と称して、子どもたち自身が見学先で撮影した写真の提出箱もロイロ上に設けました。子どもたちからは、目一杯楽しんでいる様子が伝わってくる写真が、次々に送られてきました。子どもたちの様子をリアルタイムで把握することができたので、私たち教員にとっても安心材料の1つになりました。

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見学時間や移動時間の読み違いから予定通りの見学場所をまわることができなかったり、途中道に迷いかけ通りすがりの方のご助言をいただいたり、想定以上の暑さに体力が持たなかったり等、班それぞれにいろいろな経験をしたようですが、最後鶴岡八幡宮にたどり着いたひとりひとりの顔は、すがすがしい達成感に満ち溢れていました。学校にもどってからは、ポスターセッションの形で今回の校外学習のまとめを行っていく予定です。

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【思考力・チャレンジ力・思いやり】5年生 遠足

6月22日、5年生は袖ケ浦海岸の市五郎丸さんにお世話になり、地引網体験を行いました。事前に総合学習で「地引網とは?」というところから調べ学習を始め、水産業について事前学習を行ってきました。水産業についての調べ学習を進めると、様々な漁の方法があることがわかり、自分たちも地引網を体験することができることへのワクワク感を膨らませていました。一方で、水産業を取り巻く現状についても調べていきました。「諸外国の水揚量は上昇傾向にあるのに、日本の水揚量は1990年ごろから下降気味なのはなぜだろう?」ということをテーマに、探究学習を行いました。すると、様々な要因があることに気づくことができました。

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この学習を経たことで、漁業を取り巻く環境の実態や、「漁師」という仕事について疑問も抱くようになりました。そこで遠足当日には、市五郎丸さんにお願いしてインタビューの時間も取ってもらえることになりました。

このように、総合や国語の時間を使って遠足に向けての準備を着々と整えていきました。

そして迎えた当日。梅雨空が続き、毎日天気予報とにらめっこしていた子どもたちの願いが届いたのか、雨予報が曇りに変わり、地引網の体験が無事できることになりました。お天気は良いものの、海の中の潮の流れは速いということで舟を出せるのか心配されました。しかし、市五郎丸の方々が急遽短い網に変更して舟を出してくださいました。激しく波に揺られながら海に繰り出していった舟を見守ること10分。いよいよみんなで網を引く時が来ました。漁師の方々の声に従って、赤チームと白チームに分かれて網を引き始めます。

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「わっしょい!わっしょい!」

元気な声が響き渡り、子どもたちはとっても楽しそうに網を引いていきます。しばらくすると海の中から網の端っこが見え始め、すぐにパンパンに膨らんだ網が海から引き揚げられました。網を開くと……たくさんの魚が元気よく飛び跳ねて出てきました。子どもたちの頑張りもあり、この日は大漁で、コノシロ(コハダの成長魚)だけでも約400匹獲ることができました。網から出てきた魚たちを手掴みで持った子どもたちは、自分たちが獲ったことを実感し、充実感でいっぱいの表情でした。生きた魚の命を「いただいているんだ」ということを体感することができました。

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その後インタビュータイムを設け、準備してきた質問を市五郎丸の方に答えていただきました。どの質問にも丁寧にお答えいただき、子どもたちの驚きや納得のリアクションが絶えない時間となりました。

 

子どもたちの感想を紹介します。

 

初めての地引き網でしたが、思っていたよりも楽しかったです。網は、最初は軽かったけれど、引っ張っていくうちにだんだんと重くなってきました。また、網が海水で濡れていて軍手がビチョビチョになりました。最後は魚がたくさん捕れて、みんなで協力することができて楽しかったです。〔K・S〕

 

地引き網の日はとても良い天気になりました。海が荒れているにもかかわらず漁師さんたちが無理をして舟を出してくれたことと魚をいっぱい捕ることができたことが嬉しかったです。地引き網では、もっといろいろな種類の魚を取ることができると思っていたので、コノシロしか捕れなかったことが少し寂しかったです。〔I・T〕

 

最初の方は楽でしたがだんだんと網が重くなってきて魚が大量に入っていることが実感できて嬉しかったです。綱引きみたいに網をひくことができたのも楽しかったです。捕れた魚はほとんどコノシロでしたが、漁師さんの代表の大谷さんの話では、ブリやカンパチも捕ることができたり、レアものだとエイやハンマーヘッドシャークも網にかかったりすると聞いたので、捕りたかったなと思いました。〔K・Y〕

 

6月22日は待ちに待った遠足でした。初めての地引き網体験でとても楽しかったです。やっている時はまるで海の中の海藻を引いているようで海に入っているような気分になることができました。潮の流れが速く、波も高かったのですが漁師さんは舟を出してくれました。自分たちのために舟をだしてくれた漁師さんたちにとても感謝しています。地引き網が終わった後は市五郎丸の皆さんにインタビューをしました。たくさんの質問に答えてくれて、たくさんのことを学ぶことができました。漁師さんたちは私たちがお弁当を食べている間もずっと作業をしていて、私たちが見てないところでたくさんのことをしてくれていたことに気がつきました。それは地引き網のことだけでなく、学校で働いている人も同様だなと思い、感謝の気持ちがとてもわきました。今回の遠足はたくさんの人に感謝の気持ちを伝えたくなった遠足でした。〔Y・T〕

 

地引網での漁では、まず綱引きのように引くのではなく、ゆっくり丁寧に引いていくことにおどろきました。たしかに、素早くやってしまうと、魚が逃げてしまうな、と思いました。船はだいたい3、4人のれる大きさでした。この体験は、学びがたくさんあったので、この体験ができて良かったと思います。〔K・O〕

 

すごく網が重かったということは魚が大量に釣れたということです!波が高かったけど漁師さんたちが船を出してくれたのですごく感謝しています。〔K・E〕

 

 

【アクティブラーニング型授業・チャレンジ力】1分間スピーチ・トークタイム

講義型の授業では、得た知識を自分のために活用することが多いです。

たとえば、ノートをとることが少し苦手な子が「自分のノートは自分では読めるから、これで良い。」という場面。たしかに、知識がその子の中で完結するものであれば、後で振り返った時、自分が思い出すことができるのならば、それも理解できますね。

 

学習で得た知識を仲間へ伝える思いが育まれたとき、そこで得た知識は、自分だけではなく、他の誰かと共有したい知識へと進化します。

今聞いて、思いついた内容、不思議に思った内容を、誰かに伝えたい。

そんな気持ちが、成長の大きな一歩です。

新しい知識に触れるだけでも、充実するような場面で、さらに、この面白さ、新たな疑問を仲間に伝えたい!この気持ちがあふれる授業が成立しているとき、子どもたちの発言は仲間をも巻き込む要素を持ったものへとレベルアップします。

そして、その仲間の発言を受け、自分に無かった意見や、さらに新たな疑問といった「刺激」がクラス全体に広がります。

 

このようなアクティブラーニング型授業を成立させるためには、いくつかのトレーニングも必要です。

ただ話し合わせるのは時間がもったいないですね。

みんなに発表しているのに、仲間が聞いてくれない環境なら、形だけの発表となってしまいますね。

 

そこで、4年生では、朝のHRの時間に、「1分間スピーチ」と「トークタイム」という取り組みを常時活動として行っております。

それは上記の生きたアクティブラーニング型授業を目指す上で、基礎トレーニングとなる要素も含まれた活動の一つとなります。

 

◆一分間スピーチ

ロイロノートで提出したプレゼンテーション資料を使いながら1分間「自分が好きなこと・最近面白いと感じていること」についてスピーチを行っています。

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【ポイント】
・伝えたい内容を1分間という時間を意識し、まとめて、スピーチすること。
・どのような伝え方が、より多くの仲間に伝わるかをみんなで学ぶ空間を作ること。
・スピーチ後、一人一人、発表者に対してお手紙を書くこと。
・スピーチを聞く姿勢はどのようなものが良いかを考えること。
◆トークタイム
AとBの2人組のペアを作り、その相手に対して1分間話続ける活動をトークタイムと呼んでいます。これはグループワークなどをする際に、いつもとは違う仲間とも話し合いができるための基礎トレーニングにもなります。
お題は例えば「土日にあった楽しかったこと」とします。まずはトークのための資料を作成します。そしてAの子が1分間話をします。続いて、Bの子が1分間話をします。
実際にやってみると、一分間話し続けるということは意外と難しいです。

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【ポイント】

・1分間話し続けること。

・時間内に資料を作ること。

・聞くときの姿勢を意識すること。

 

この2つの取り組みを続けていくと、何気ない日常の現象からも、「あっ… これトークタイムで伝えようかな」とか「この経験、みんなに伝えたい!」という気持ちが生まれます。

日常は楽しませてもらうものではなく、自分で楽しいものを見つけることができれば、世界が素敵に映りますね。

そのような「眼」を獲得してほしいと願っております。

 

4年学年主任 塩原 一成

 

【思考力・創造力・チャレンジ・思いやり・エージェンシー】スポーツフェスタの日

梅雨入りした影響で、朝方は小雨が降っていました。規模を縮小して実施することも検討されましたが、子どもたちの想いが天候を変えたのか、曇り空になり、午後の高学年の時には晴れ間も見えるようになりました。

1・2年

リレー、障害物、サッカー、フリスビー中当て、なわとび&フラフープ、バスケゴール入れ、山アスレチックの7種目から選択。色々な種目にチャレンジしたり、1つの種目に没頭したり思いはそれぞれ。「他学年と友だちになって名前を覚えよう」というテーマにも積極的に取り組み、声を掛け合いながら行っていました。

時間の許す限りやりたい種目を思う存分楽しみ、笑顔があふれる時間となりました。

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3・4年

4年生が3年生と楽しめる種目というテーマで企画しました。

「どろけい」

総勢205人による壮大な鬼ごっこ。グラウンド全部使ってのどろけいとなりました。捕まってしまっても友だちが助けてくれたり、警察も必死に捕まえに行きました。

「ドッジボール」

3・4年合同チームで1組対2組対3組。いつもより大きめのコートでクラスを半分に分けてのドッジボール。4年生の力強いボールを捕ったりよけたり。3年生も4年生と協力して大活躍でした。

「リレー」

同じく3・4年合同縦割りチーム。各クラス4チームに分けて、12チームでレースが行われました。授業で習ったバトンパスも上手にできていました。

3種目をみんなで行い、4年生が司会や説明をしながら楽しい時間となりました。

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5・6年

ドッジボールと選択種目の2種目。

学年別クラス対抗のドッジボールは、クラス間の団結が高く、さすが5,6年生だけあって、迫力があり、見ている方もやっている方も応援・競技に熱いものが伝わってきました。選択種目は、サッカー場でリレー、障害物走、体育館でソーラン、グラウンドでハンドボール、ドッジボール、スポーツ鬼ごっこの6種目から選択。6年生が中心となって、種目決定、競技運営までも自分たちで行いました。それぞれの場所に分かれている分6年生が大活躍。5年生とともに楽しい時間を過ごすことができました。

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【思考力・思いやり・エージェンシー】5年生 田植え

5年生の総合学習では、「お米ができるまで」について調べ学習を行ってきました。お米ができるまでにはどんな工程があるのだろう?という問いかけから調べを進めると、「『米』という漢字の中に隠れている八十八は、お米ができるまでにやることの数なんだって!」という声があがりました。お米は長い道のりを経て私たちの口に入っていることに気づいた子どもたちは、主な作業工程について担当を決めてグループに分かれてさらに詳しく調べていくことにしました。すると、田植えの前に苗を踏んで強い苗が育つようにしていることや、どの工程においても昔と今とではやり方が変わって機械化が進んでいること、昔は代掻きを牛や人の足で行っていたこと、米作りは雑草と虫との戦いであること、精米することで消化がよくなること……など、たくさんの知識を得ることができました。自分の担当した作業について新聞にまとめ、学びを共有しました。

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そして6月7日、学園内の実習田で「田植え」を体験しました。前の週は雨で延期になっていたため、「この日はなんとしても晴れてほしい!」と、子どもたちはてるてる坊主を作って空にお願いしてきました。その甲斐あって、無事に田植えを行うことができました。保護者の方にもお手伝いをしていただきながら、子どもたちは張り切って苗を植えていきました。

事前に植栽部の方から、代掻きや苗づくりの写真もいただき、自分たちが行う田植えも多くの工程の一部であることを改めて確認して田んぼに向かいました。泥の中に足を踏み入れると、思っていたよりも深い!泥の中ってあったかい!!と大はしゃぎしながらも、苗を大事に持ち、植栽部の方の指導に真剣なまなざしを向け、一つ一つ丁寧に植えていく子どもたちの姿がありました。自分の足跡にできた穴をしっかりと埋めてから次の苗を植え、少しでも倒れてしまうとそっと支えてまたしっかりと植え直していました。田んぼや苗を大事にする姿がとても印象的でした。

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これまで百科事典や本、インターネットで調べてきた情報と実体験がリンクすることで、子どもたちにとってさらなる大きな学びとなりました。

子どもたちの感想を紹介します。

土ははじめ入った時はグチョグチョして気持ち悪かったけれどだんだん慣れてきました。日向のところはあったかいけれど、日陰は冷たかったので、田んぼは日光によってかなり温度が変わるんだなと思いました。苗の根っこと根っこが絡み合っていたので、うまくちぎらずに分けるのが大変でした。苗を植える時は、でこぼこした泥の中にずぶずぶ入る感触が気持ちよく感じました。稲になっておいしいお餅を作るのが楽しみなので苗の成長が楽しみです。また田植えをやりたいです。(Т.N)

 田植えに入った時の土の感触がグニュグニュしていて、ひき肉をこねる時みたいだった。泥みたいで足にまとわりついてくる感じで足が沈む感触もあった。稲を植えている時には安西さんがアドバイスをくれたので、上手に苗を植えることができた。苗の手触りはニラみたいにツルツルしていて、根っこは頑丈だった。田んぼの水温は割とあたたかかった。田んぼの中を移動する時は、重いものを足で持ち上げているような感じだった。苗が成長してもち米になったらお餅つきをして食べたい。(М.K)

今回田植えを経験して実感したことは、農家さんの苦労です。24時間365日1日も休まず田植えの整理などを、欠かせずやっているのを聞いて、びっくりしました!!(T.R)

水田の泥は普通の泥よりいい感じがした。苗を植えてみた。根っこを入れるのが難しくて、心と腰が折れそうかも…と思った。踏んだところはちゃんと直しておかないといけなかった。踏んだところに植えると埋まらないから。田植えは楽しかった!次この場所に来るのは稲刈りの時だっ!(O.K)

苗の葉っぱをよく見てみると、線がスーッとなっていて、平行線だった。苗を匂ってみると、いいにおいじゃないけれど、山のにおいがした。

毎年豊作になるかわからない中、お米を作ってくれている農家さんに感謝の気持ちが深まりました。これからも農家の人への感謝の気持ちを忘れないようにしたいです!!(T.R)

田んぼは思ったよりぬるかった。泥がぬるぬるしていて不思議だった。縦と横に綺麗に植えることが難しかったけど、赤い印のあるロープが目印になって便利だった。稲作は天候に左右されるので、大変だと思った。安西さんが苗の管理、田起こし、代かきなどたくさんのことをやってくれたので、田植えが無事にできて良かった。(O.T)

稲や田んぼの良い状態に一週間の間ずっと保管してもらったり、先生や大人の人が色々手伝ってくれたり、田植えのサポートを沢山してもらえたおかげで田植えを出来ました。安西さんから稲の植え方や持ち方を教えてもらって、大変だったけど楽しかったです。ドロは、慣れない時足が沈んで転びそうになって焦りました。(O.M)

3組がやろうとすると小降りの雨が降って(3組だけやれない説?)と思ったけど普通にできた!安斉さんが、稲を植えるときに分かりやすい説明をしてくれ、稲を植える量も教えてくれた。土がなんだかネチョネチョしててちょっと気持ち悪かったけど、段々慣れてくると、そんな事関係なくなった。難しかったけど、稲を植える体験が出来て楽しかった!稲が足りなかったので、おかわりした!おかあさんたちも皆楽しそうだった。(S.M)

 このような経験も伴う学びによって、子どもたちは、今までよりも、「お米を育てる大変さや楽しみな気持ち」に思いを馳せられるようになると思います。

 また稲の成長を見に田んぼに行けるのが楽しみです。

 

【チャレンジ】【思いやり】【エージェンシー】2年生 遠足(王禅寺ふるさと公園)

2年生 遠足(王禅寺ふるさと公園)

2年2組担任 三柴 里江子

 5月25日(水)に、ようやく遠足に行くことができました。

はじめに計画していた5月13日(金)は、残念ながら、雨のために延期になり、25日をずっと楽しみに待っていました。25日は皆、リュックをうれしそうに持ってきて、目一杯楽しんで帰ってきました。

今回の遠足の目的は、自分たちで計画して班活動を楽しむ、ということです。

決められた時間に決められたことをするのではなく、自分たちで時間の配分を考え、何をして遊ぶか考えました。

2年2組では、クラスの席順で決まる生活班で、4人グループを作りました。

話し合いの際には、遊ぶことができる場所と時間を提示し、グループで、何をして遊ぶか、どれくらいの時間を使うか、話し合いました。グループメンバーの特性が出た話し合いでした。リーダーを決めるというのは特に決まっていませんでしたが、役割分担をして、リーダーを決めている班もあり、分単位で細かく計画を立てている班もあり、じっくり地図を見て、どのように遊ぶのが効率的か考える班もありました。

また、昼食後、学年全体で遊具のある広場で遊べる時間が30分あったので、その時間に何をするか、ということも話し合いました。公園の広場なので、サッカーなどの球技は無理と考え、フラフープや長縄、ゴム跳びなどをする計画を立てました。

各班で話し合った結果をロイロノートに提出し、皆で計画を共有しました。

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当日は、出発までに時間があったので、どんな1日にしたいか、話し合いました。出てきた意見は「楽しい1日にしたい。」

楽しい1日にするには、どうしたらいいかな、という投げかけに、

・喧嘩をしない

・ゆずりあい

・誰とでも仲良くする

という意見が出ました。では、どうしたらいいかな、という問いかけには、

・友達をはたいたりしない

・文句を言わない

・自分勝手なことをしない

という意見があがりました。

仲良く過ごすためにはお互いに譲り合うことが必要な面が出てくるけれど、自分の意見が言えないままだと自分がつまらなくなってしまうし、自分の意見だけを通そうとすると、自分は楽しくても、周りの友達は楽しくなくなってしまう。だから意見を出し合って、話し合いで決められるといいね、ということを確認して出かけました。

公園では、初めに外周を1周して、改めて、公園内の施設を確認しました。その後、各班に分かれて活動開始。順調に計画通りに楽しく遊べている班がある一方で、グループからはぐれてしまう子や、やりたいことの折り合いがつかず班員が分かれてしまう班、喧嘩が始まってしまった班も出てきました。

しかし、人が集まれば、意見の違いが出てきてしまうのは当然のこと。そこでどうすればよいか考え解決できるようにする、というのが今回の目的の一つでもありました。なぜ、意見がぶつかってしまったのか、解決するためにはどうすればよいのか、トラブルがあった班は自分たちで話し合いをしました。子どもたちは、自分が嫌だと思ったこと、逆に相手への配慮が足りなかったこと、今後はどうすればいいのか、といったことについて、自分の考えを出して話し合い、和解して、その後は仲良く遊ぶことができました。

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「楽しかったことも喧嘩をしてしまったことも全部大切な経験、喧嘩をしてしまった班もあったけれど、自分たちで解決することができた。今日の経験は次につながるよ。」という話が低学年総括主任よりありました。喧嘩をしてしまった子どもたちも、どこか誇らしげに挙手し、自分が頑張ったことを心の中で認められたようでした。

頑張って計画を立てたけれど、計画通りに物事を進めるのは割と難しいということ、でも、計画を立てておくことで見通しを持って活動ができること、計画とずれてしまったとしても、グループで遊んでみたら楽しかったこと、意見が合わなくて喧嘩をしてしまったとしても、話し合いで解決できることなど、今回の遠足で、子どもたちは、自分たちで計画を立て実行することと共に、人との交わり方を学ぶことができたように思います。

今回の経験を活かして、秋の遠足もまた、グループでよりよい活動ができるように支援を重ねてまいります。